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2020年2月19日 (水)

「星景写真部」の写真展を見てきました。

Facebook「星景写真部」の作品展があるということで見に行って
きました。
自分はこのグループのメンバーではないのですが、メンバーである
友人からのお誘い。
会場は東京は銀座、「EIZO」のショールーム。

Img_5743

到着するとちょうど「入選作品から学ぶ」という講話が始まるところ。
人数が限定だったようですが、椅子の数からみるとギリギリで
滑り込めたようです。

まず「星景」とはその名のごとく「星が写った風景写真」。
みなさん、口をそろえて「割と簡単に撮ってます」「難しい画像処理は
しません」とおっしゃいますがとんでもない。
露出時間こそ短いものの、技術の粋が詰め込まれた作品ばかりです。
そもそも自分もこういう写真が撮りたくて天体写真を始めたので、その
難しさはよくわかります。
風景写真であるゆえ、ロケハンとか明るさとか星との位置関係とか、
それらを数十秒の露出で切り取るというのはそれなりの困難さがあるのは
想像に難くありません。
特に「明るさ」については、「景色が映えるように月が大きい日を狙った」
とか「街灯があったのでフレーム内に入れてみた」とか常識を覆すような
話を聞けて、始終目から鱗状態でした。

他にもいろいろな裏話、体験談、カラーマネージメントやプリント、
さらにタイムラプスと、多種多様なギャラリートークがあり
あっという間に時間終了。
いや~、勉強になりますね。
仙台から新幹線で「日帰り」で行った甲斐がありました。

UPしていいのか、聞いてこなかったので遠目で写真展の様子を。
Img_5744 Img_5742

2020年2月10日 (月)

オートガイダー目線で見てみよう

赤外ガイドは本当に効果があるのか?
という検証 ふたたび。

オートガイダーはどんな映像を見ているのか?
という訳で、オートガイドに使っている鏡筒とカメラを使って
撮影してみました。

まず機材。
Imgp0169

SX2赤道儀
D50mmF200mmのガイド鏡
ZWO ASI120MM(IRカットフィルター除去)です。

この状態で月を見てみます。
Rs
こんな感じ。
オートガイドは狭い範囲をクローズアップして見ているような印象だったけど
以外にというか想像以上に広い範囲を捉えていてちょっとびっくり。
これくらいの広角なら感度さえ十分ならガイド星が見つからないということは
まず無いでしょう。

ちなみに以前スカイメモ編で使ったカシオのサイトで画角を計算すると
1.37503°×1.0313°となりました。
月の視直径がだいたい30分(1°の半分)なので計算は間違いないようです。

さて撮影。
FireCapcherを使い、約140×100ピクセルの範囲を撮影。
露出は定常光 1秒 3秒 5秒
赤外光    1秒 3秒
200コマほど撮影してピクセルが見えるまで拡大して再生速度を5fpsに
統一して動画化。
とりあえずご覧ください。2分ちょっとの動画になります。

Photo_20200210193301
https://youtu.be/QsddtENBcCk

定常光 露出1秒  
シンチレーションの影響によりチカチカして像が定まりません。
というかそもそもピントがあっているのかどうかも怪しい、、、。
140×100ピクセルだとモニター上で切手サイズしかなく、300%拡大にして
いますがピント合わせは超困難。
1ピクセルは3.86”になります。

定常光 露出3秒
実際のオートガイドでは露出時間は3~5秒くらいでしょう。
露出を延ばすと動き回る像が平均化されてガイドが安定するそうです。
が、3秒くらいではあまり変わらないような気もします。
PHD2のガイドグラフがジグザクになるのも納得です。

定常光 露出5秒
5秒でも揺らぎは収まりませんね。さらにPモーションの影響も出てきて左右の
動きも出てきました。
考えてみたらオートガイドしながら撮影すればよかったのかな?
まあ、ある意味このユラユラ像でガイドしてくれるガイドソフトってすごい
ですね。

赤外光 露出1秒
やはり像は少し暗くなります。定常光の時と同じくらいになるようにゲイン
を調整しましたがちょっと明るくなってしまいました。
バックが真っ黒なのでコントラストが高く星像も一見シャープに見えますが、
ユラユラ具合はそんなに変わらないかな。

赤外光 露出3秒
さらに1段安定してるような感じですが、左右の動きが出てきました。
定常光とおなじくPモーションを拾っていますね。
と、ここでPCがダウン。油断して寒さ対策を怠っていたらバッテリーが
切れてしまいました。
よって5秒露出は無し。

別な日に検証したPHD2の画面
PHD2には星像の「SN比」を表示する項目があります。(黄色い矢印)
まず定常光
11148

続いて赤外光
11143

自分的には動画で見たイメージそのものという感じです。
赤外でもユラユラ具合はあまり変わらないかな? ちょっといいかな?
でもチカチカ具合は赤外のほうがずっと少ないぞ、という感じ。


個人的まとめ。

・赤外ガイドはオートガイドの性能を上げる訳ではなく、シンチレーション
 による性能低下を低減している。
・赤外とはいえシンチレーションを完全にキャンセルできる訳ではない。
・真っ黒に見える濃いフィルターだが、今のところガイド星が見つからなかった
 事は無し。
・自分含め、ガイド結果が良くなったという報告が多数あるものの
 「効果が無かった」という報告もいただきました。

2020年1月25日 (土)

ああ、涙のファーストライト 「RedCat51」編

うちのRedCatはスペシャル仕様である。
スケアリング調整機構付きだし、なんといっても「SpaceCat」仕様だ。

Img_5707

去年の胎内星まつりでTOMITAさんのブースで購入したのだが、天候不順はじめ
さまざまな理由でなかなか使うタイミングがなかった。

が、ようやくチャンスが!
風が強かったので撮影を中止して帰ろうとした時、試写だけでもやっておこうと
スカイメモに載せて撮ってみる。
しかし、なぜか写った画像はピンボケ。

Dsc_03152

何度やってもピンボケ。
なんで??? と、冷静にチェックすると、どうやらヘリコイドが緩くて
レンズがずり下がってくるみたい。
どうすりゃいいの? と再度冷静にチェックすると、どうやらピントリングの
脇にある細いリングがストッパーみたい。
締めこんでみたらあっさり解決。
気を取り直して再度ピント合わせ。
そういや、これってパーティーノフマスクが付いてるんだっけ。
と、思い出し使ってみる。
人生初めてのパーティーノフマスク、ライブビューの倍率上げてみると光条が
見えてきた。
ピントリングを動かしてみるとセンターの光条が動くのが解る。
お~!これは面白い!

慎重にピントを合わせ、ストッパーを締めこんで、今度こそバッチリ。
片付けながら1枚だけ撮影。
絶対の自信があったので確認しないまま帰宅。

さてPCにセットして画像確認してみると、、、

ジャ~ン!!!

Dsc_03222

う~~~ん、素晴らしい(笑)
久々に笑えるほどくだらないミス連発。

まあ、フルサイズだとほんの少し周辺減光があるということが解った事と
操作的なコツが解った事だけでも収穫。
次はちゃんと撮ります。



2020年1月15日 (水)

「危機の海」近辺

満月過ぎの危機の海付近です。

とにかくシーイング悪い。
バローを使った拡大撮影は出来ず、直焦点にASI290MMを置いて撮影。
IR850フィルターの効果でとりあえずは写りましたが、部分的に
シャープだったりボケボケだったり。
6コマモザイクして拡大率落として。
LRGB合成して完成。

Hp_20200115201301

極悪気流の割にはまあまあ写った。
やっぱり冬は長焦点は鬼門だな~。



 

2020年1月14日 (火)

満月の翌日

月食の日、つまり「満月」の日が曇って前後が晴れるという絶妙な
運の無さ、、、、。
まあ、半影月食だったからさほど残念でもないさ。

と言う訳で通常撮影。
が、シーイング悪い。
しかも「とんでもなく」悪い。
IRフィルター入れる気もなくなってカラーカメラのみで撮影。
強烈シャープ処理+小さく仕上げる術にてようやく見れるようになりました。

Hp_20200114190701

※ 冬なのに気温高くて撮影は楽です。
そのかわり透明度悪くて低空は最悪。春みたいな空が続きますね。





2020年1月10日 (金)

久しぶりに「月」

いや~、晴れません。
昼は晴れていても夜は曇るパターンが多い。
この日は冬の嵐が過ぎ去り、一時的に夕方から快晴。
シーイング的には厳しそうだけど、とりあえず出撃。

が、やはり雲が湧いてきてキビシイ空に。
それでもたまに雲の切れ間があるので少々粘る。
結局、3時間ちかく粘って2~3分だけ晴れた(笑)

予想通りユラユラだったけど、とりあえず撮れました。

Hp_20200110224801

2020年1月 6日 (月)

RedCat51用フィルターボックス

RedCatにフィルターをワンタッチ装着できるアダプターが
発売されてました。

まずはSTARIZONA。
「Filter Slider Adapter」というらしい。
横から差し込むタイプね。

一眼レフで使うことを想定すればフィルターは光害カットフィルター
の一択だと思うけど、場合によってはHαフィルター使ったり、する
かもしれない。
このRedCatはフィルターの脱着がめんどくさいんだよね~。
と言う訳で、↑ コレはいい! と思っていたら、
ZWO社から似たようなのが出てた。
こちらは「Filter Drawer」というらしい。
RedCat専用と言う訳ではなくて、いわゆる「汎用品」

あれ? そういえばと思い出して部品箱をかき回してみたら
Img_5680
こんなのが出てきました。
タカハシの古いフィルターボックス。
なんだ、結局これと同じじゃん。
ギリギリで無駄遣い回避。

とりあえず現在はASI1600MMを使用するべく、フィルターホイールを
装着してます。

2019年12月28日 (土)

スカイメモRSパワーアップ大作戦 オートガイド実践編

天気微妙。風強い。  撮影条件 「悪」
と言う訳でテストのみ行う予定で出発。
仕事が長引いて、テスト開始は22:00過ぎになってしまった。

今回はオートガイドのテスト。
撮影鏡筒はプロミナー500。
ガイダーは前回、仮組した構成を変更してガイド鏡を「50mm」に変更。
プラス、伝家の宝刀「赤外ガイド」のIR750フィルター。

さて50mmで500mmをガイド出来るのか?

開始! 
っと、雲が流れてくる(T_T)
次々と雲がくるのでなかなかガイドが続かない。
長い露光は無理っぽいので60秒×10枚でなんとか枚数を確保。

さて、どうだ?

M42hp

おおっ! イケてるんじゃない?

が、拡大してみると、、、

M422
微光星がちょっとキビシイかな?
さらに拡大すると、

Photo_20191228154601

ガイド方向にわずかに流れてる。
縦横比で言うと1:1.4くらいかな。

今回、雲間をついて撮影するのが精一杯で、パラメーターを調整するヒマが無かった。
あと、ガイドカメラの東西南北が20°くらい曲がっていた。
少々風が強かった。
耐荷重をオーバーしている。
という悪条件だった。
調整を煮詰めればもうちょっといけそう。
とはいえ、ぱっと見は十分な気もする。

ちなみに構成図。
Img_5648
現地で撮れなかったので家で撮影。
テスト中なので取ってつけたような余りもの感否めず。
FTフードはガイドカメラがケラれるので使用出来なかった。



2019年12月25日 (水)

スカイメモRSパワーアップ大作戦 追尾精度測定編

ちょっと順番が逆になってしまったけど、スカイメモRSの能力測定。
ピリオディックモーションを測定してみる。
感覚的に何ミリまでいけるとか何分までいけるとか言ってたけど
せっかくの機会なのでキチッと測ってみよう。

250mmのRedCatを使う予定だったのだけど、もうちょっと長玉の
ほうが解りやすいかな? と急遽プロミナー500mmに変更。
が、ここでちょっと問題が。
レンズが重すぎてバランスウェイトが足りない、、、。
しかも西重という赤道儀にとっては最悪のセッティングになってしまった。
どうしようもないのでとりあえず撮影。
(オリオン座の3つ星)

Pm1
プロミナー500+D810A 60s×15枚の比較明合成。

これをフォトショップで同倍率のまま星が水平になるように調整。
Pm2

上下はそのままでX方向のみ縮小。
Pm3

これを拡大してみると、、、
Pm4

ギザギザが見えてきた。
さらに拡大して水平になっている星を探す。

Pm5

左上の赤線を引いた星で検証。
さらに画素の格子が見えるまで拡大。(こちらはスクリーンショット)
Pm6
目視でピクセルを数えてみると上下の幅がだいたい9~11ピクセル。
ちなみに15分間の軌跡に対して7~8個の山があるように見える。
スカイメモRSはモーターが直接ウォームギヤを回している訳ではなくて
途中にギヤが存在する。

Img_5637

おそらくそのあたりの関係だと思いますが、歯数数えるのが面倒なのでスルー
します(笑)

次に画角の計算。
間違うとイヤなので、ここは便利な「CASIO」のサイトを利用。
D810Aのセンサーサイズは35.9 × 24.0(7360pixel×4912pixel)なので
Pm7

入力して計算してもらうと、500mmの場合、
4.11207° × 2.74967° だそうだ。
短辺を秒に直し、センサーのピクセル数で割ると、
2.74967×3600÷4912=2.01523045602.....
と、だいたい1ピクセルあたり2″くらい。
で、上の9~11にかけると18~22″。
と言う訳で自分の個体は±9~11″の精度で動いているという結果になりました。
ちゃんと東重にしてればもうちょっと良かったのかな?

135mmならほぼパーフェクト。200mmあたりが限界。300mmはちょっと
キビシイなという過去の経験則にほぼ合致します。
あとはオートガイドでどこまで改善できるか? です。
まあ、500mmをガイドすることは無いと思うので、300mmをクリアできれば
万々歳です。

っていうか、そもそもこういうやり方で間違いないのかな?


2019年12月21日 (土)

スカイメモRSパワーアップ大作戦 オートガイダーの巻

旧式のスカイメモRSにはオートガイド端子が無いため、オートガイダー
の接続には一工夫必要。
あちこちググってみると、どうやらフォトモスリレーという部品を
使って制御回路を作る必要があるらしい。
部品は安いようだし回路も簡単なのだが、配線、専用コネクタ、パッケージング
といったいわゆる「製品化」はなかなか大変。
ましてや「小さく」「カッコ良く」作るのはセンス&器用さが問われるのだ。
そんな時、大人は「金」で解決を図る!(笑)
ヤフオクで制作&販売している方がいたのでさっそく依頼。
学生諸君は勉強のために自分で作れよ。

数日で品物が届く。
とりあえず仮組立。

Img_5628

サイドの黒いボックスがリレーユニット。素晴らしく小型でスマート。
ガイダーはM-genでもよかったのだが、とりあえずPHD2で使えるカメラをセット。
電子極望のレンズを50mmに交換して(現在は35mm)セッティング後に
そのままガイドカメラとして使えればカメラが1台減る。
ASI290+50mmでどれくらいの精度がでるんだろう??
500mmくらいまでのガイドなら余裕な気もするけど、どうもこの手の計算は複雑で
単純にはいかない。
一説によればシーイングやエアリーディスクも考慮して、余裕を持たせるとか
ガイダーがピクセルを超えた計算をしているとか、さっぱりわからん(笑)
実写したほうが手っ取り早いか。

というか、ポータブル赤道儀としては如何なものか? というほど大型化複雑化
してきたぞ。






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