オートガイドについて考える その4
では、どうする?
こうできれば手っ取り早いのだがシーイングの影響が大でなかなか難しいので
結局ゆるく設定して使っているのが現状ではないのか。
常に元の位置まで補正されていればOKなのだが、これが難しい。
先の写真のように2時間とか3時間とか撮影を続けた比較明写真をみれば
過補正なのか負補正なのか一目瞭然なのだが、その場で、PHD2とかのグラフを
見ながら調整しても1回ごとの補正具合しか解からないようだ。
ちなみに自分の場合(例に上げた写真)は過補正になっているようだ。
毎回こうやって吟味しながら微調整していけば煮詰まっていくのかもしれない。
結局のところ1方向にのみズレる 1方向にのみ補正 というのがよくないと
思われるので(↑ のPHD2のグラフは見事に下方向にのみ補正が入ってますね)
極軸セッティング重要という単純な結論になってしまう。
まあ、補正が不要なほど高精度の赤道儀を使えばいいという話は置いといて。
ちょっと見方を変えて、赤道儀の精度について考えてみる。
たとえば極軸が合っていても芯が出ていなくて首を振りながら回転していたら
どうなのだろう?
回転に伴って星はあっちいったりこっちいったり。
ガイダーは常にあらゆる方向に補正するという図式。補正が追い付くなら
これが一番簡単な気がするのだが、、、。
以前、オートガイドで悩んでいた方が中華製の安い赤道儀に変えたら驚くほど
精度が上がったという話をHPで見かけた事もあるし。
(注 中華製赤道儀の精度は解からないのであくまで参考の話です。ひょっとしたら
日本製よりも精度が良くてうまくいくようになったのかもしれません。)
オマケの話。
M-genの説明書をよくよく読んでみたら興味深い説明が載っていた。
どこまで補正するかという説明。
なんだ、そういうが設定できるんじゃないか!
このMode 0 は中央点まで補正するらしいのでこれでいいのかな?
ハンチングを起こしやすいのでおススメではないとも書いてあるけど。
試してみたいけど晴れないね~。
結論がいまいちはっきりしないけど、とりあえず
「橋軸をキチっと合わせる」 電子極望導入してみるか~。
「補正量を少なくする(自分の場合)」
「M-genの設定を試してみる」
以上の3点が今後の課題。
とりあえず考察終了。
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興味深い考察ですね。
私はどうもオートガイドが好きになれないのですが、ガイド鏡のタワミとVMC260Lのミラーシフトが回避できるまで、詳細な考察ができそうにありません。
一応、『アイディア』だけは暖めているのですが、いつ実現するのやら・・・です。
投稿: あぷらなーと | 2017年10月22日 (日) 23時45分
オートガイド、難しいですね。
M-genがなかなか調子いい感じなのでPHD2から移行中です。
パーフェクトとはいかなくても80%目指して追い込んでます。
投稿: 木人 | 2017年10月23日 (月) 09時55分