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2018年12月27日 (木)

ひょっとして大発明? スーパーオートガイダー 5

完全に実用域になったのでたぶんこれが最後の検証です。

ガイド鏡     50mmF4 (200mm)
カメラ      ASI120MC-S (IRカット仕様のカバーガラス取外)
赤道儀        ビクセン SX2
ガイドソフト  PHD2 (露出時間 4秒)
上記の条件を統一して赤外フィルター(IR850)の有無を比較します。

まずちょっと想定外な事が、、、
「この日は割とシンチレーションが少ない。」
赤外光はシンチレーションによる影響を受けにくい、という検証
なのだが、どうなんだろう??
とりあえずスタート。

11146
まずはIRフィルター無し。定常光によるグラフ。
MinMotionを0.95にセットしてガイド信号が入らないようにした状態。
この段階では気付いていないのだが、重大なミスしてる事に後で
気付く。
「やけにPモーションがでかいな~」と思っている。

11141
IRフィルター装着。
線が綺麗になったところで気付く。
「なんで徐々にずれていくの??」「あっ、極軸がズレている!」
という大ポカ。
しかもフィルター無しのグラフと反対方向にズレていくぞ。
ひょっとして、砂利の駐車場だったのでなにかの拍子で赤道儀が
動いてしまったか?
まあ、フィルターの有無を見るだけだからいいか、という事で
グラフの検証。
星像の揺れはどうだろう?
IRのほうがやや小さいけど、それほど変わらないかな?


11147
グラフ中央を過ぎたあたりでMinMotion値を戻してガイド開始。
ガイド線が中央にグッと寄りました。

11143
IRフィルター装着で同じく中央過ぎでガイド開始。
さすがPHD2。
これだけ極軸がズレててもちゃんとガイドしてくれる。


ガイドグラフは微妙にIRのほうがいいかな? という程度。
で、注目は一番上に出ているグラフ。
これはS/N比。
フィルター無しのジグザグに比べてフィルター有はほぼ直線。
実際フィルター無しでは眼視でもチカチカして見えるが、フィルター
有りではビッと停止して見える。
ガイドに影響があるのかは不明。

そしてもう一つ、大きな発見。
F4のアクロマートという光学的にキツいガイド鏡使ってるせいか
星像が非常に悪い。
ほぼ点にはならず、ボケボケ。
今回は輪をかけてIRカット保護ガラスをはずしているのでなおさら。
実は以前、あまりの像の悪さに不安を覚えて、Borgの36EDという
対物レンズを購入したほどだ。(このレンズは現在撮影用に格上げ)

しかし、IRフィルターを使うことで星像がシャキッとして、かなり暗い
星まで見える。(上のグラフの写真でも星像の差は歴然。)
その結果、いままで微動装置でガイド鏡を動かしながらガイド星を
探していたけれど、現在は固定。どこを見ても必ずガイド星が
見つかるという利点が。

そんな訳で、この点だけでも自分的には
「赤外ガイドを使わない理由が無い。」
という結論。


最後にちょっと時間があったので露出時間の違いを検証。
上の状態から連続して(極軸が狂ったままで)露出時間を変更。

111415
4秒、6秒、8秒、10秒と変える。
変えたタイミングで一番上のS/N比のグラフのレベルが変わって
います。
結果的にはあまり変わらないかな?
極軸がズレてるせいか、10秒のグラフは多少振れが大きいよう
ですが、まあ許容範囲かな。


12/28追記
MinMotionを極端に小さくしてますが、星像が揺らがないので
ハンチングしていないところにも御注目!


「完」



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