自分のシステムではだいたいの機材はアリガタで固定
するようになっている。
困ったことに、レンズやらガイド鏡やら撮影に応じて選択する
機材が多すぎてアリガタが足りない。
特に小径鏡用の小さいアリガタ。
現在はその都度アリガタを付け替えてセットしている。
正直めんどくさいし、いちいちネジ止めではワンタッチで
固定できるアリガタの恩恵を受けられない。
まあ、3本くらい買ってしまえば解決なんだけど、ここで
悪い虫が、、、。
「作ってしまうか。」
モノを作った事がある人ならわかるハズだが、ゼロから
モノを作るというのはかなり大変。
常識的に考えれば買った方がはるかに安くて高性能だ。
だが、そこに材料がある。機械もある、となるとついつい
手を出してしまうのがマニアというものだ。
とりあえず削ってみよう!
ミーリングマシンというボール盤の親玉みたいな機械に
セットして側面を削る。
市販のアリガタの角度は70度らしいのでヘッドを20度
傾けて削る。

ドリルの側面にも刃がある「エンドミル」という工具で削る。

両面を削ると、、、おおっ! ちょっとソレっぽいぞ。
が、ここからが大変。

裏側をザクる。
軽量化とネジが収まるくぼみを作るため。
大量の削りカスが出る。

15mm厚のアルミ板だったので10mm削る。
うわ~! 難し~。

ネジを通す長穴を開ける。
最後にサラッとヤスリかけて終了。
で、
ジャ~ン!!

上は市販品(MoreBlue社製)
遠目で見るとなかなかいいんじゃない。
裏はかなり汚いけど、、、。
そして
ででん!!

使用例。(一番左ね)
ボーグの36EDとASI1600MM with フィルターホイール。
作ったという実感はありますが、正直まったく割が合いません。
安いヤツだと2~3000円くらいなので間違いなく
買った方がいいです。
しかも本職の方が見たら笑っちゃうようなレベルだし。
でも、望遠レンズ用とガイド鏡用と、あと2つ必要なんだよな。
アルミ板はまだあるし、、、。
どうしよう(笑)
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