2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« sh2-308 | トップページ | 再び、「sh2-308」 »

2019年2月 4日 (月)

CMOSカメラのノイズ低減

CMOSカメラのクールピクセルやらダークノイズに起因すると
思われる微妙なノイズ。
多枚数をスタックすると、いわゆる「縮緬状ノイズ」が出てしまう。
大半はダーク補正で改善されるようだが、一部カメラでは
補正しきれずノイズが残ってしまう。
一時話題になったのはZWO社のASI1600系。
自分はASI1600MC CooLを持ったいたけど、このノイズが
どうにも解消できずに手放してしまった。
その後、メーカーでは改良があったようでCOOL→Proとして
再発売。
せっかくなので(笑)モノクロの1600MMProを購入。
使ってビックリ、今まではなんだったの?というくらいノイズが
少なくてバックが綺麗~。
条件によっては弱い縮緬ノイズが出るけどダーク補正でほぼ
完全に解消。
めでたしめでたし、と思っていたところ、とあるSNSで特殊な
方法でノイズを解消する方法を教えていただいた。

Hp
英語で書かれていますが、日本の方です。
右上をクリックするとグーグル先生が翻訳してくれます。

かいつまんで説明すると、、、。
原因となるクールピクセルはダーク補正では消しきれない。
(詳しくはあぷらなーと氏のブログを参照されています。)
そのため、特殊なフラットフレームを作ってクールピクセルを
あぶり出して補正に使うという方法。

特殊なフラットとは、、
ELパネル等ではなく超低照度(撮影時と同じくらいの照度)
で、撮影時と同じ露光時間で撮影する。
御本人は太陽撮影用の濃いNDフィルターを使われている
そうです。
そのフラットフレームを数百枚撮影してスタック。
これをSharpCapのFlatに指定して、LiveStackingにて
L画像を積み重ねていくというもの。

今まで聞いたことが無い手法で、ちょっと?????
だったのですが、御本人はこの方法で素晴らしく美しい
映像を撮影されています。
で、ちょっとだけ試してみました。

素材は先日撮影したコレ。

300d_sd2
実はこの実験のためにわざわざ短時間多枚数撮影
していたのです。
尚、諸事情により(SharpCapの扱いに習熟していないとか
完璧なFlatが撮れていないとか、いまいち加減が解からない
とかで)完全トレースな再現ではなく、自分なりな後処理です。
まずは普通にL画像のみDSSでスタック
10秒×320枚の一部強拡大。
320stack2552
盛大に縮緬ノイズが、、、のハズが
まあまあ出ているのですが、さすが改良型の「Pro」
たいしたことないかな?(笑)
ちょっとイヤな予感がしつつもダーク補正してみると

300d_sd552

う~~~~ん、ほぼ補正完了。
画像処理としては大成功だけど実験的には、、、、、。

ダーク補正で取り切れないノイズを消す、という試みなので
ノイズが残らないとどうにも。

とりあえず気を取り直してダーク無しで低照度フラットのみ
入れてみる。
Flatは200枚。
とりあえずND400とND100000の二枚重ねで。
同じくDSSにて。

Flat2
おおっ! パーフェクトではないもののかなりいいんじゃない? 
今までFlatだけでノイズが低減できるってありました?
うまくいけばかなり使えそうな予感。


完全に再現できていない理由の推測。
※ Flatフレームの枚数が少ない(300枚くらいあったほうが
いいらしいです。)
※ FlatのスタックがSharpCapではなくDSSで行った。
(ぼかし処理が入ると精度が落ちるそうです。DSSが
どうなのかは不明。)
※LiveStackとDSSによる後処理の差。

なにはともあれ、
「ダーク補正では消せないノイズをフラット補正で消す」
というのは朗報で、後処理でもたしかに効果があるようですが
自分のカメラ(1600MMPro)ではそもそも致命的な
「縮緬ノイズが出ない」
という実験的にはどうしようもない結果になってしまいました。
※他にもASI290とか、ノイズが出そうなカメラがあるので
引き続き実験する予定です。
電視とかDSOの撮影とかいろいろと使えそうです。

« sh2-308 | トップページ | 再び、「sh2-308」 »

機材」カテゴリの記事

コメント

興味深い試行ですね!
そもそも、被写体と補正用のフレームが同じ程度の輝度分布だった場合は、ダーク補正(引き算)でもフラット補正(割り算)でもある程度上手く行きそうなので、ライトフレームと条件を揃えるというのは効果的だと思います。
ちなみに、この方法はステライメージなどのフラット補正でも上手く行きますか?

実は今、「SharpCapのライブスタック時に行われるフラット補正とステライメージなどのフラット補正は、そのロジックが異なるのでは無いか」という疑問があって、落ち着いたら調べて見ようと思ってるもので・・・・・。

あぷらなーとさん>
う~~~ん、うちのステライメージ7ではこの大量のファイルを処理しきれない、というか読み込めないです( ノД`)シクシク… (L320枚 Flat200枚)
とりあえず少枚数で、と思うも今度は縞ノイズがでません。
実験となるとノイズが多いカメラがうらやましいな~、などと本末転倒な状況です(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: CMOSカメラのノイズ低減:

« sh2-308 | トップページ | 再び、「sh2-308」 »