「M57」
言わずと知れたこと座の環状星雲です。
有名な割にかなり小さいので撮影するにはそこそこ
倍率を上げる必要があり、連日シーイング問題で
ユラユラ画像に悩まされている当地では難しい対象です。
このM57、結構明るいのでいつもならC8にSTARIZONAの
SCTコレクターをつけて(F6.8 FL1380mm)で撮影
するところですが、今回はC9.25を使ってみることに。
実はこのコレクター、C9.25につけるとF6.3 FL1490mmと
あまり焦点距離を延ばさずに、しかもちょっとだけ明るい
光学系に変身させてくれるのです。
これに惑星撮影用のASI290MMを付けて、いざ!
実は撮影日はほぼ満月。
肉眼では星はほぼ見えず、かろうじてベガは見えるかな?
自動導入であっさり視野に入ったけどここで一計を案じ、
RGBを取りやめてHαとOⅢのナロー撮影に変更。
各15秒×130枚ほど撮影して終了。
さて画像処理。
ここで問題発生。写ってる星が少なすぎてDSSではスタック
出来ないとのエラー表示。
それではとPixinshightを使ってみるが、同じくアライメント
出来ませんとエラー表示。
う~~~~~~ん。
ためしにステライメージでやってみた。
あれ? 拍子抜けするほど簡単に処理が進む。
位置合わせも自動であっという間。
フィルターを交換する際、カメラが回転してしまったよう
なので周辺をバッサリとカット。
PSで細かく調整して、、、
でで~~ん!!
1コマの露光時間が短いせいか、中心の星の写りがいまいち
だけど、まあまあ写ったんじゃない?
30秒くらいで撮ってみるともう少し写るかもね。
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