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2020年5月 2日 (土)

分解能の限界を探る

「分解能」
簡単に言えばどれくらい細かいところまで解像できるか、
という性能。
良く聞くのは「ドーズの限界」という式。
115.8/Dというやけにさっぱりした式。
とりあえず手持ちのシュミカセ、C9.25で計算してみると、
115.8/235=0.4927.... 約0.5秒という値。
本当にそこまで見えるの? と言う訳で実験。

遠くに見えるビルを撮ってみる。
001

一眼レフ(APS-C)で200mmまでズームアップしてみると
002
これくらい。

矢印のあたりをC9.25+ASI290MCで撮ってみる。
003
カラーカメラではきつそうなのでASI290MMにチェンジ
R60フィルターを入れて500frほどスタックしてRegistaxでウェーブレット
かけてPSで調整しておまけに最初に撮ったカラー画像とLRGB合成すると

でで~ん!
006
おおっ~! スゲークッキリした。
薄っすらとだけどタイルの模様とか、窓の網戸のアミも見えてるような
気がする。

さて、実測。
ビルの位置を特定する。
が、肝心のビルが見つからない。
現地でウロウロしながら探すもそれっぽいビルが無い。
こんなデカい建物が見つからないってどういう事?
で、捜索2日目にしてようやく発見。
なぜって? 一番上の写真から見て、隣のビルと並んで建っているもの
とばかり思いこんで近くを探していたのだけど、実は600mもはなれて
建っていたことが解った。
写真の遠近感なんてあてにならんな~。

Img_5855
これに間違いないですね。

Img_5860
で実測して帰還。

Photo_20200502181601
グーグルマップで測ると撮影地~ビルの距離は2535.7m

2πr/360×60×60で計算すると、、、
おおよそ12.3mmが1秒に相当。
上の写真からタイルの横幅は100mmなので観測写真でいうと8.1秒に
相当します。
ちなみに短辺は長辺の半分のようなので約4秒ですね。
さらにタイルの目地は約5mmだったので約0.4秒。

0062
あとこのネジも5~6mmと思われるのでほぼ0.4~0.5秒
なんか余裕で限界値をクリアしてないか?
上を撮る天体写真と違って水平で撮ってるので大気の揺らぎが最大限で
影響すると思うんだけど、それでこの結果はちょっと脅威的。
どっか計算間違ってる???


バローレンズで拡大してみたらもっと行けたのかな?
と言う訳で翌日バローレンズ付けて再チャレンジしたら、、、
気温が高かったのかユラユラが酷すぎてピント合わず(T_T)



 

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コメント

木人さん、こんにちわ。
実際に撮影したビルまで出かけてタイルの寸法計測までなさるとは、まことに恐れ入ります。
ASI290MCの画像は多数枚スタックとウェーブレット処理はしてみなかったのでしょうか。
仰せの通り、ほぼ水平方向に日中の撮影では大気の影響でかなり解像度の劣化が予想されそうですが、ASI290MMが凄いのか・・・
このASI290MM+MCコンビによるLRGBは、既に月面の拡大撮影で成果を出されていますが、これからシーズンが始まる惑星撮影にも威力を発揮しそうですね。

voyager_cameraさん>
こんにちは。
290MCでスタック&ウェーブレットもやってみたのですが、ほとんど改善しないというか全く細部が出てこないので止めました。
MMでの撮影ではR60フィルターがかなり効いていると思います。

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