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VIXENのスターブック10のASCOMドライバー、
Ver.1.2.3.2が出ていた。
さっそくインストールと思ったらコントローラーの
プロブラムバージョンをVer.5.10にアップデートせよ
との説明あり。
で、5.10をダウンロードしてPCに繋いでいざアップ。
ところがしばらくするとエラー表示が。
「ファイルが異常です。更新をキャンセルしました。」
コントローラーにも
「ファイルが無効です。」
「アップデートをキャンセルしました。」
「もう一度アップデートして、再起動してね。」
との表示が。
何度やっても同じです。
同じエラー表示が繰り返されるのみです。
が、
電源を入れてみるとちゃんと5.10になってるんだけど
これで大丈夫なの???
とりあえず異常は無さそうなのでテスト撮影。
180mmレンズを載せて撮ってみる。
ガイド鏡もおなじく180mmという贅沢ガイドだ。
しかし、、、
ガイドが安定しない。
いや、PHD2のガイドグラフは非常に安定している。
ほぼ完璧なガイドかと思われるのだが、撮影された写真は
すべて流れている。
Pモーションで行ったり来たりしているのではなくて
綺麗に東に流れていく。
単純に考えれば赤道儀の回転が速いという事だが、もちろん
PHD2のグラフは正常だ。
当然、キャリブレーションもやってる。
PHD2を切ってみた。
流れる量が1.5倍くらいになった。
限られた状況から推測すると、
赤道儀のモーターが通常よりも速く回っている。
PHD2によってある程度は軽減されている。
PHD2はガイドエラーを検出できず、正常と判断している。
という事か?
もしくは、よく言われる「鏡筒のたわみ」か?
ちなみに約1時間のファイルをすべて比較明合成すると
180mmレンズでこれだけたわんでるとすると
どっかが眼に見えて変形していてもおかしくないと思うが。
先記のアップデートのエラーとの関連性も不明。
ASCOMやめてネイティブで接続しても同じ。
う~~~~~ん、まったく解らん。
ポータブル赤道儀用の三脚を考える。
とりあえず我が家の三脚総動員。
一番デカいのが先日の撮影で使ったスリックの
「グランドマスタースポーツ」。
車移動ならなんの問題もないけど、「スカイメモT計画」では
飛行機(離島行きの小型機も想定)でのお手軽撮影を想定
しているので少しでも小型軽量化したいところ。
ところが小さい三脚というのは総じてヤワだ。
軽いとはいえ赤道儀とフルサイズの一眼レフを載せるには
それなりの強度が必要なのだ。
ではヤワな三脚はどこがヤワなのか?
体重をかけたりしてじっくりと観察すると糸口が見えてきた。
まずエレベーター部がガタガタする。
横からネジで絞めて固定するタイプの物はイマイチ。
下側のテンション調整機構があるものは動かなくなるまで
ガッチリ締めこめばガタは無くなる。
脚の開き角度が調整できるものはヨジレが大きい。
この機構がない物は驚くほどガッチリしている。
が、両方を備えた三脚は手持ちのなかには無い。
しかし、よくよく見てみれば脚のパイプの径と取付方法が
同じ三脚がある。
スリックのこの2機種だ。
というわけで、バラして組み替えてみた。
結果は、、、
バッチリ成功。
想像以上の強度になった。
乗ってみたり(私、体重66kg)、ねじってみたりするも
まったくよじれる感じがしない。
耐荷重最上位のグランドマスターSPよりもガッチリしてる感じだ。
三脚はコレで決まり。
また少し荷物が軽くなった。
が、コロナはちっとも収まらん、、、、。
かなり久しぶり、約1カ月ぶりの撮影です。
平日だったけどGPVは真っ黒。衛星画像でも雲が全く無い。
めったにないチャンス。
これは是非とも撮らねば。
が、この日は残業の予定。
残業が終わってからだと遅くなっちゃうな~。
というわけで、心持ち早上がりしてまず撮影に向かう。
走行距離、なんだかんだで約120km。
2時間くらいかかったけど明るいうちに着いた。
非常に透明度が良く、まだ明るさが残る中でも
天の川がうっすら見える。
暗くなると、、、低空に光害があるもののかなり見える。
カシオペアからサソリまで天の川のアーチだ。
こんなに見えたのは30年ぶりくらいかな~。
実はこの場所はキャンプ場。
そこそこ人がいたので、懐中電灯の光をかわしながら
撮影。
長時間ガイドとかはしないので30分ほどで終了。
さっさと帰路へ。
帰りは道がすいていたので1時間30分ほどで到着。
ここからまさかの残業だ、、、(T_T)
そんなこんなでようやく処理完了。
D810A シグマ14mmF1.8→4 40秒×5枚
いつ頃だったかな~?
ざっと思い出すと1977年か78年あたりだったかな?
初めて行った天文部の観測合宿。
夏休みを利用した3日間の行程。
そもそもそれまでは街中にある家からの撮影がすべてで、
対象は月、太陽あたりがメイン。
惑星はあまりよく写らなかったな~。
あとは近所の公園で35mmと50mmで星野写真とか。
1時間以上もかけて山へ行く事自体初めての経験。
流星観測など初の初。
自分は写真担当だったので、先輩にレクチャーを受け
トライXを山ほど渡されて準備完了。
当時自分が使っていたのはペンタックスMX。
写真係は4人だったかな?
明るいレンズということで、広角ではなく全員で
50mmを使った。
日が暮れるとそこには白くモヤ~っとした雲が。
ぜんぜん雲が晴れず、露光をためらっていると、
「あれは天の川だ。」と先輩から激が。
初めて見る満天の星空は、晴天なのか曇天なのか
見分けがつかないほどの数の星だったのだ。
暗くなるとすぐに流星が見え始めた。
たまにシュっと飛ぶと歓声があがる。
時間と等級を記録する声が聞こえるが自分は写真に
集中だ。
この様子は22時あたりを過ぎた頃に一変する。
飛ぶ!
次々飛ぶ!
記録係が書ききれないほど飛ぶ!
痕が残る。消える前にまた飛ぶ!
写真にもバッチリ納まる。
フィルムチェンジの時間も惜しいほどだ。
今となっては記憶も曖昧だけど、概ね22時~26時
くらいがピークだったような。
後からの集計で、結局この日は600個くらい観測された。
翌日も300個ほど飛んで、トータルで950個ほどだった。
写真も数十枚撮れた。
ちなみに3日目は曇り。
それ以来、これほどの「流星雨」といってもいいほどの
流星群は見たことが無い。
ちなみにこの話は誰に言っても信じてもらえない。
あの時のメンバーを除いては。
スゴかったな~。
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