ゲインの謎 再び ASI294MCPro編
業界(?)では既に結論が出ているようなので
いまさら感満載ですが。
CMOSカメラのゲインを上げると感度が上がる
(暗い星が写る)のか?という問題。
前回UPしたゲイン0とユニティゲイン(120)で
撮ったものを比べてみた。
露光は同じく60秒。
RawファイルのままPixInsightで双方に
オートストレッチをかけてみる。
左がゲイン0、右がユニティゲイン。
どうだろう? まったく同じに見えるけど。
ゲインを上げた分、暗い部分が余計に写ってるという
事もなく見た目まったく変わらない。
違うのはヒストグラムのみ。
(当然、レベル調整の値は違います)
知識として解っていてもここまで差が無いと驚きだな。
次から全部ゲイン0でいいのかな、と思うも
スペック表を改めて見てみると、
FWは下がっているもののDRはほぼ同じ。
が、リードノイズ値が120でグッと下がっている。
120で下がるのか120を超えたところで下がるのか不明
なので121で撮ればいいのかな?
と、少々モヤモヤ感が残るものの検証終了。
ちなみに画像処理作業としては多少なりとも明るいほうが
やりやすい感じなのでサチらないならユニティゲイン
でいいと思います。
部分的にサチるようなら短時間露光フレームでHDR
が手っ取り早いかと。
※ ASI294MCの諸元表はZWOのHPから拝借しました。
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