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2024年3月

2024年3月28日 (木)

12P ポン・ブルックス彗星

5度目の出撃でようやく撮影成功。
毎度低空の雲に見舞われ、その姿さえ見れなかった12P。
とはいえ今回もかなり透明度悪いです。
とりあえず雲は無いようなのでチャレンジ。

まだ明るいうちからスタンバって暗くなるのを待ちます。
薄明るいうちから10秒露光で撮影開始。
暗くなるにつれ20秒、30秒、60秒と保険撮影。
本番は70秒露光で20枚撮影。
うち厳選の15枚をスタック。

結果。
12p
尾が想定以上に伸びていてフレームに収まりません。
というか薄明の影響か、フラットが壊滅的に合わず、
かなりトリミングしてるので。
しかも低空のモヤモヤとユラユラでボケボケな仕上がり(笑)

GINJI-150FN ×0.73レデューサー ASI071MCPro
70秒×20枚→15枚
彗星基準スタックですが、禁断のBXT3度掛けでむりやり
星を点にしてます。

Dsc_1614_abe
見よ!、この限りなく水平に近い望遠鏡の角度!

せめて仰角30度くらいで出現してほしいな~



2024年3月25日 (月)

ありがとう、そしてさようなら 安らかに眠れスカイメモT

超小型赤道儀「スカイメモT」の話です。

そもそもこの赤道儀は離島遠征(旅行)で使うために
用意したもの。
計画では青ヶ島、宮古島、石垣島あたりが候補。
交通的なことを考えると機材はなるべく軽量化したい。
ポタ赤はスカイメモRSしか持ってないのでもっと
小さいのが欲しいところ。
そこで見つけたのがこのスカイメモT。
基本、広角レンズしか使わない予定なので追尾性能は
充分過ぎるでしょう。
ちなみにパンスターズ彗星撮ったときは赤道儀総動員で
スカイメモTにはD7100+50mmをぶっつけ本番で
搭載して、その性能を確認しました。
機械を小型軽量化するのは非常に難しい事です。
よく言われる「小型化は精密さとの戦い、軽量化は
耐久性との戦い」であるという言葉を知る者としては
この製品の割り切ったスゴさは感動モノです。
が、その後D810A+シグマ14mmだと重量的にかなり
キビシイ事が発覚。
解決策としてZ6を中古で購入→HKIR改造。
ニッコール20mm1.8GとTTArtisanの11mmfisheyeを
購入して重量問題はクリア。
これで用意は万全、、、と突然のコロナ来襲。すべて白紙に。
それでも将来の為、腕を鈍らせないように常に持ち歩き
「天文なう」の形で頻繁に撮影して細かなセッティングを
詰める日々。
しかし3年は長い。
仕事のスタイルも微妙に変わり、現在なかなか長期の旅行も
厳しい状況です。

そんなある日、「なう」を撮った後、撤収作業の間
なにげにレンズをオリオン方向へ向けて撮影。
本当になにげなく、だったのでフレーミングは適当。
単純に60秒×10枚。

Orion_sd
ライト無しで、というかそもそもライトを持って行かない
レベルの光害地で撮ったとは思えない写りです。
暗い空で撮ったらどれだけ写るのでしょう?
考えただけでワクワクです。

事件はこの後起きました。
撮影後、カメラを外して片付け中、防波堤の上に残った
赤道儀が風にあおられて転倒!
はずみで三脚に固定していたアリガタが外れて単体になった
赤道儀が階段を転がり落ちるという悪夢、、、。
あわてて拾い上げると、見た感じは軽傷っぽいので
ちょっと安心して撤収。

翌日、よくよく確認すると、、、
Img_8437
モバイルバッテリーを繋いていたコネクタの先端が
おかしい。なんじゃコレ?

Img_8438
どうやらケーブルが抜けずに基盤固定のコネクタを
もぎ取ってしまったらしい。
そんなことある???
ハンダ付けもしくは電源線を引っ張り出して直そうかと
思ったけど、実はスカイメモTは2電源式。
乾電池でも動く仕様なのだ。
さっそく電池入れて動かしてみると、、、おっ、動く。
セーフだった~!と喜んだのも束の間、しばらくしたら
止まってしまった。
何度か試すも動いたり動かなかったり。
動いても時間が経つと止まってしまう。
設定がおかしくなったのかとスマホから操作してみると
これまた動いたり動かなかったり。

Img_8434

「Communication error」と出ているので通信が出来てない
と思われ、さらには設定が残らない、もしくはどこかでクリア
されてしまうのか、、、。
こうなると電気系に滅方弱い自分としてはもうお手上げ。
「電源を直結すれば恒星時で動く」的な物ならばなんとか
なったんだけどね。

結局一番上の写真がスカイメモTの遺作になってしまいました。
機材を自分の不注意で物理的に破損させてしまったのは
初めてで大いに反省するところです。

短い間だったけどたくさんの写真を遺してくれたスカイメモT、
ありがとう、そして安らかに眠ってくれ。


2024年3月21日 (木)

春霞の「M78 ~ バーナードループ」

毎年恒例の「春霞」。
水蒸気なのかPM2.5なのか、はたまた花粉なのか。
とにかく暖かくなってくると低空の透明度が最悪。

解っているけど沈みゆくオリオンを惜しんで
M78からバーナードループあたりを撮ってみる。

M78sns
GINJI-150FN ×0.73レデューサー ASI071MCPro
150秒×15枚

う~ん、やっぱり写りはいまいち。
来年までおあずけですね~。

2024年3月14日 (木)

天体写真展に行ってきました。

新潟で「新潟天文研究会」さんの写真展があるとの事。
実は毎年開催されていて、伺ってみたいと思ってましたが
冬の 仙台 ー 新潟はなかなかハードルが高いんですよ。
まずはその距離。
ナビによれば片道260km。往復で500kmオーバーの
長距離です。
そして峠越えの雪道。
さらには「確定申告」の真っ只中という時期。

ところが今年は奇跡がおきました。
仕事が割とヒマで、確定申告完了。
そして異常気象レベルで雪が少ない!
あとは距離だけか~

という訳で思い切って行ってきました。
軽で(笑)
なぜかというと我が家の4WDはN-VANだけなんですよ~
70%は一般道なので「遠いな~」という印象しか
ありません。
宮城ー山形区間はほとんど雪は無く快適。
山形ー新潟区間は道路脇には1m程度の雪があるものの、
路面はほぼ無雪で「2WDでも余裕だったな~」という
状況。
で、新潟県に入った途端雪がまったくありません。
仙台よりも雪無いです。

なんだかんだで4時間半かかって到着。
Img_8487
ギャラリーに入ると既に数名のお客様が。
土曜日という事で結構にぎわっているようです。

Img_8481

Img_8480
ところ狭しというかギッシリと写真が展示されていました。

渡辺さんと2ショット写真を撮っていただきましたが
公開の可否を伺うのをわすれたので写真は無しです。

写真展のなにが勉強になるかというと、人それぞれの
「見せ方」。
写真は撮っただけでは作品になりません。
構図しかり、額装しかり、大きさ、色合い、そんな
さまざまな工夫を込めて、いかに「見せるか」という
気合が伝わってきます。
なので自分は「写真展」を見るのが大好きです。

だんだんと観客が増えてきたので、30分ほどで
退散します。
恒例の大判ポスターと写真のハガキをいただきました。
Img_8489
Img_8490
ありがとうございました。

近くの店を見たり昼食を食べて帰途に付きます。
そういえば市内には巨大なニコニコマークみたいなのが
たくさんありました。ガスタンクなのかな?

Img_8479

帰りは4時間ほどで到着。
新潟滞在は1時間30分くらいだったかな。
ちなみに夜は晴れて、写真撮りに出かけたので
この日はトータル600kmくらい走った。軽で(笑)
1日に3回給油したのは初めてです。

 

2024年3月12日 (火)

超ジミ天「Kemble's Cascade」

Kemble's Cascade、ケンブルズ カスケード
日本名「ケンブルの滝」です。
以前、海外のサイトで見て興味を持っていたのですが
なかなか撮影の機会がありませんでした。

NGC1502からのカラフルな星の並びですが、いざ
撮ってみるとなかなかその美しさを表現しきれません。
もうちょっと短い焦点距離のほうがいいのか?とか
ソフト的なフィルターを使ったほうがいいのか?とか
いろいろと考えるところです。
いつもは使わないIRカットフィルターを入れたら
若干ハロが出て、輝星が目立つようになったのは
嬉しい誤算でした。

Ngc1502
GINJI-150FN ASI071MCPro ×0.73レデューサー
60秒×20枚

合成焦点距離438mmですが、次の機会があれば350mm
あたりでもいいかもしれません。

2024年3月11日 (月)

彗星を狙うも低空は雲ばかりなので「バラ星雲」を撮りました

そもそも天気予報がいまいち。
さらに冬季は北方向の山方面は常に雲がかかっていて
ずっとダメ。
それでも延々と粘って21時ころには晴れてきたけど既に
時遅し。
手ぶらで帰るのもな~、と思うも南方面(街方向)しか
晴れてない。
明るめの空でも写るもの、、、というわけで
「バラ星雲」を撮りました。
Photo_20240311190301
GINJI-150FN ASI071MCPro ×0.73レデューサー
90秒×20枚

いつもはもうちょっと短めのレンズで撮ることが多いんだけど
こうやって見るとバラ星雲ってめちゃくちゃデカいね。
M42とかだとこの焦点距離ではちょっと物足りない感じだけど
バラははみ出さんばかり。

あまり強調するとドクロっぽくなるのでサラっと仕上げです。


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