梅雨が明けたので思いっきり星分吸収。
ここ東北地方もようやく遅い梅雨があけました。
なのでさっそく星見に、、、とは言ってもなかなかスカっとは
晴れません。
出撃してもすぐ曇ったり、モヤがあったり。
そんな時、星友のだいこもん師 @pochomskii より
「蔵王が晴れそうだ」との情報が。
実はこの「蔵王」、非常に相性が良くないというか、なかなか
晴れに遭遇できない。
今期は既に5回行ってるけど全滅。
正確には2回晴れてたけど強風で撮影不可だった。
去年は0だったかな?
その前は2回だけ。(うち1回は月夜)
過去数十年にわたる天文人生をトータルしても5~6回しか
晴れに遭遇してないです。
とりあえず情報を信じ、スカイメモとカメラだけ持って出撃。
街からは山は黒い雲に覆われていて全く見えない。
麓まで行くと雲はさらに厚くなり雷雨でも来そうな雰囲気です。
8合目あたりまで登るとガスってきました。
雲のなかに入ったようです。
で、更に昇ると、、、あっ、星が見える!
頂上の駐車場に着くと車の中から濃い天の川が見えます。
しかも何時になく空が暗い。
どうやら下界で見た黒い雲が街明かりをすっぽりと覆っている、
通称「雲抜け」状態のようです。
久しぶりに見る星空、しかもこの好条件の空は自分史上1番かも
しれません。情報をくれただいこもん師に感謝です。
さて、撮影。
駐車場から徒歩で10分程度歩き、山頂の神社へ。
カメラをセットしていざ撮影、、、と不思議な現象が起きました。
こんなにハッキリと見えている天の川がまったく写りません。
ISO設定が間違っているのか、シャッタースピードが間違っているのか
はたまた絞りが間違っているのか、いくら確認しても間違いないです。
なのに何度撮っても写らない、、、。
ふと、レンズを見るとなんとすっかり曇っていました。
わずか10分程度で強烈に結露してしまったようです。
結構風も吹いてるし爽やかな風だったのですっかり油断してました。
しかし車にヒーターを取りにいくと往復20分かかってしまいます。
どうしたものかと考えた末、禁断の術を使うことにしました。
その名も「シャツの裾でゴシゴシの術」です。
この術の欠点はレンズに与えるダメージが大きい割に、効果が
短いという事です。
なのでさっさと撮ります。
3枚撮ったあたりで再びうっすらと曇ってきて強制終了です。
その1枚。
ギリギリ撮れました。
NikonZ6 iso1600 TTartisan11mm 60s
このあと、黒い雲が取れると同時に街明かりの影響が増え、
モヤも増えて若干コンディションが下がりましたが、梅雨明け
早々に満天の星を思いっきり楽しむことができました。
ちなみに気温18℃。30℃オーバーの下界からやってくると
少々寒いです。
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コメント
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こんばんは。
カメラ持ち歩きながら、レンズが曇ったというのは経験がないですねえ。山頂を吹き抜ける風が何かの理由で水分を含んでいたのでしょうか?
それにしても自分史上で1番とは、本当に良かったです。私のブログからもリンクを張らせてもらいました
投稿: だいこもん | 2024年8月 8日 (木) 00時20分
こんばんは。
いや~、これだから天文はやめられません。
投稿: 木人 | 2024年8月10日 (土) 19時58分