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2024年12月

2024年12月23日 (月)

テスト撮影「NGC2371 ドッグボーン星雲」 SV705C編

前回のM42に続いてSV705Cのテスト撮影です。
ターゲットはいろいろと都合があって「NGC2371 ドッグボーン星雲」。

ところが、月が近い。

Photo_20241223191301
離隔はざっと30度くらいでしょうか。
光害も相まって淡い星雲を撮るにはかなりキビシイ状態。
なぜそんな日にそんな場所を、という疑問はもっともなのですが
北方面は雲、南方面は街明かり、そして久しぶりの晴れ。
という訳で無理して撮りました。まあテストだし。

Ngc2371
C9.25 SV705C ゲイン360 8秒×235枚
PixinsighのABEとSTFのみ。 微調整もしてません。
悪条件の割にまあまあ写ってますね。

ちなみにピントが合わないほどシーイングが悪く、長時間露光だと
ボケボケにしか写らないようなので8秒露光にしてみました。
スタックの時点でPixinsighが1/3ほどはじいてくれました。
DSSよりも選択が厳しいのか仕上がりがいいです。
まあ、それでもちょっとボヤっとしてるのですけど、
「偉大なり、ラッキーイメージング」です。

余談ですが、どこが「ドッグボーン」なのかいまいち良く解らない
のですが、どっちかと言うと
Img_8963
こういうヤツのほうが似てるような気も(笑)

条件のいい日に撮り直してみます。

2024年12月20日 (金)

結構いいかも「SV705C」 テスト撮影の巻

ついポチってしまいました、SVBONYの「SV705C」。
IMX585という小さめのセンサーを使った冷却機能無しのいわゆる
プラネタリーカメラです。
小さめとはいっても11.2mm×6.3mmというちょっと面白そうな
サイズ。
実はZWOのASI585MCを狙っていましたがちょいと高めなので迷って
いたところ、SVBONYからのメール。
「クーポン券送るから使ってね」との事。
さらに「ブラックフライデー」が重なって驚きの価格に!

あまりの安さに一抹の不安を抱えながらもテスト開始。
まずASCOMドライバーが機能しません(T_T)
いままで使っていたキャプチャーソフト「Nebulosity」が動きません。
(メーカーでは公式キャプチャーソフトにリストアップされてるのに、、、)
とりあえずSharpCapは使えそうなので、いざ撮影。

まだ月が大きいので明るそうなM42をシュミカセで撮ってみました。
M42sns_20241220094001
30秒×20枚です。

ノイズ無いやん。
気温が低い冬の撮影とは言え、冷却無しダーク無しでこんなに写るの??

とりあえずは売りのHCGモードが適用されないゲイン120での撮影。
実はハイゲインでも撮ったけど、やっぱりこういう明るい対象は低ゲインで
多少露光を多めにかけたほうが綺麗に仕上がりますね。

ガチ撮影は後日予定。

 

2024年12月16日 (月)

「昇る月」

夕方、微妙に晴れ間がありそうだったので月の出を狙ってみました。

Sns_20241216192301
D810A kowaプロミナー TX07(350mm)

いつもの位置から見るとかなり左のほう、ほとんど北といってもいい
くらいから上がってきたので想定とはだいぶ違う構図になってしまいました。

どれくらい北かというと、これくらい。
Photo_20241216192301
ステラナビゲーターの画面です。


月の出直後はこんな感じ。
2sns
左側のライトが眩し過ぎでしたが、カメラを右に振るとゴーストが
出てしまうので変なフレーミングに。
この後、しばらく待ってなんとか縦画に収めました。

2024年12月12日 (木)

アイピースレデューサーを撮影に使う

「アイピースレデューサー」

各所で販売されているアイピースの先端に付けて使うヤツです。
Img_8938
総じてあまりいい評判を聞かないのは私だけでしょうか?
そしてマニアなら一度は「撮影にも使えるんじゃない?」と思い
カメラに装着してはピントが合わないという悲劇を味わった方も
多いのでは?

実は使い方によっては「なんとなく使える」事もあるので
たまに実験がてら使っていました。
望遠鏡はもちろん、顕微鏡でも無問題 「小さい宇宙を撮る」
この時はASI290MCで撮影。
拡大系と違って縮小系だと収差とかもほとんど目立ちません。

ところでこの商品、いろんなところからノーブランドで発売されています。
「中身はみんな同じじゃないの?」と思い込んでましたが
右の製品、
Img_8939
サイトロンジャパン製でした。
しかも最近発売の0.75倍ではなくて0.5倍。
ググってみたけど情報が出てきません。ひょっとして幻の製品?

よくよく比べてみると画質が結構違います。
左のヤツは中央はいいものの周辺は結構歪んでます。
Img_8942


比べてサイトロンのものは
Img_8943
周囲まで驚くほどキレイです。
で、いろいろと試してみたくなりました。

まず、カメラへの装着方法。
誰もが思いつくこの付け方
Img_8944
この付け方だとほぼピントが合いません。

このレデューサー、センサー面に近づけるほど効果が少なくなるので
0.5倍などと欲張らずに0.7~0.8倍あたりに設定すればピントも合います。
Img_8945
このようにセットすればスモールセンサー機ならば十分に使えます。
(たしかSamさんやあぷらなーとさんが電視の現場で使われていたハズ)

でも今回はサイトロン製レデューサーの性能に期待し、限界を探るべく
フォーサーズの294MCProに装着してみました。
Img_8946
一番奥までネジ込みましたがさすがにフォーサーズだと4隅がキビシイですね。


やってみたかったのはレデューサーの2段使用。
とりあえずはシュミカセです。
普段、STARIZONA製のレデューサーを使っています。
C9.25に使うと0.63倍 1480mm相当です。

まずはこの状態でM42を撮影。
M421
この大きさです。ちょっとピン甘なのは御勘弁。

これにアイピースレデューサーをプラス。
M422_20241212202901
3秒×600枚 PixinsighのSTFのみ。
少し小さくなりました。だいたい1200mm相当です。
元からだとF5.1くらいになってます。
想像通り4隅はケラレているようです。
星像もそんなに悪くないかな。
ちなみにフラット補正無しです。

BXTをかけると
M423
グッと締まりました。


少しレベル調整
M424
フラット無しだとムラが目立ってきてこれくらいが限界かな。

想像以上に良像範囲が広いように見えます。
ケラレてるところを切ればそのまま使えそうな感じ。
1インチの533とかなら余裕じゃないかな?

実はちょっと前に撮った「コマドリの卵星雲」はこの組み合わせで
撮りました。もちろんトリミング有。

小さいセンサーで極小銀河なんかを狙う時に使えそう。

最近発売されたサイトロンの0.75倍はどうなのかな? とか
F4のニュートンに付けたらどうなるの? とか
夢は膨らむばかり。


2024年12月11日 (水)

秘儀! アノテーション

Ngc7000_annotated
Pixinsighのアノテーションです。
凡庸な写真でもムダにカッコよくなります(笑)

が、網羅されないというか、どうやっても表示されない星雲があります。
ステラナビゲーターで調べるとシャープレスナンバー(sh2-〇〇というヤツ)
のようです。
あちこちググってみましたがやり方が解りません。

↑ の写真は今年の10月末に撮ったモノ。
それから約1ヵ月ググりまくっていましたがどうしても解りません。
検索ワードを変えてみたりしているとSamさんのブログ「ほしぞLoveログ」
に辿り着きました。
Samさんのアノテーションにはちゃんとシャープレスナンバーが表示されています。
で、さっそく教えていただきました。
教えてもらえば簡単な事なのですが、これはなかなか気付かないかも。
さんざんググってもぜんぜん出てこない情報なので、もしかしたら
自分と同じく解らない人が多いのかも(もしくは需要がないのか、、、。)

という訳で方法を記しておきます。(逆に常識でしたらスイマセン)

Pi1
アノテーションの設定画面で黄色矢印の箇所の+ボタンを押します。

Pi2_20241211175101
すると大量のカタログが出てきますので、「シャープレス」を選択します。

Pi3
無事、選択項目に「シャープレス」が追加されました。

やってみると、、、

Ngc7000_annotated_annotated
おお~! カッコ良さのレベルが少しあがりました。
Samさん、ありがとうございました<(_ _)>



2024年12月 9日 (月)

今年もトラペジウムチャレンジ、、、惨敗

今年もやってみました「トラペジウムチャレンジ」。

が、カメラをセットした途端に漂う敗北感。
「シーイングが悪い」しかも「ものすごく悪い」
まあ、新しい機材とかもあるのでとりあえずテストがてら撮影。
バローレンズを使ったらまったくピントが合わなかったので長焦点に変更。

Photo_20241209201001
C9.25 ASI678MM+IR720とSV705Cの画像でLRGB(L-C)合成
モノクロは3秒×300枚撮って50%スタック
かなりボケボケです。
さらに絞ってもみましたがこれ以上シャープになりません。
あと、露光が長すぎたようでトラペジウム含む左下の明るい星が
飽和してしまいました。
あまりボケているとBXTが星だと認識してくれないようで、小さくする
こともできませんでした。

失敗の原因はいろいろあるのですが、まずSV705Cが普段使っている
キャプチャーソフトに対応していないようで不慣れなSharpcapを
使った事。
で、モニターでの見た目やゲイン調整の加減の勝手が違っていた事。
なによりシーイングが悪すぎて気合が入っていなかった事等々。

以前撮ったヤツに比べて周りの暗い星がずいぶん写るようにはなりました。

シーイングのいい日に再チャレンジですね。

2024年12月 6日 (金)

久々に大失敗「クラゲとかモンキーとか」


Sns_20241206170801
RedcatⅢ D810A スカイメモRS スターリーナイトフィルター
90秒×64枚

ふたご座の足元あたりのカラフルタウンです。
クランプを締めるときに「ガクっ」と動いてしまったのかフレーミングが
少々ズレてしまいました。
あと、画面下にスタックズレなのかミラーボックスケラレなのかが出て
しまったこともあり下少々と上をバッサリ切ってバランスをとりました。
(せっかくフルサイズで撮ったのに~T_T)
それでもなんかイメージと違うな~ と思いながら撮影チャートを見返して
みると、、、

Sn

なんだ、そもそもカメラアングルが90度間違っているというマヌケさ。
さらにはRawで撮るべきところ、間違ってTiffで撮ってしまった、、、。
通常、真っ黒な画像をストレッチしていくところ、今回は真っ白な
画像を暗くしていくという逆処理、、、。

まあ、一応ちゃんと写ってたのでヨシとしよう。
透明度が悪く、かなり明るい感じの空だったけどフィルターも
地味に効いているような気がする。

余裕があれば撮り直してみようかな。

2024年12月 3日 (火)

NGC1360 「コマドリの卵星雲」(Robin's Egg nebula)

New5
C9.25 レデューサー2枚重ね(だいたい1200mm相当)
 ASI294MCPro(-5℃)
15s×190枚 40s×140枚

コマドリの卵とはなんぞや? とググってみるとたしかにこんな
感じの青い卵。
「ロビンズエッグブルー」と呼ばれ幸せの象徴らしい。

ちょっと前に教えてもらい、是非撮ってみたいと思っていたけれど
なかなかキビシイ。
高度が低いのです、、、。
当地では南中時でもせいぜい25度。
何度か挑むものの、低空のモヤっとした霞にさえぎられてぜんぜん
写りません(T_T)
シーイングが悪い日はボヤ~としか写らないし、風が強い日は
ラッキーイメージング的に短秒露光でしのぎ、両方をスタックしたら
まあまあ見れるようにはなりました。
今回は「写ればヨシ」のザックリ撮影なのでBXTもMAX使用です。

ちなみにSTARIZONAのレデューサーにアイピースレデューサーを
プラスしてF5.5相当くらいにして撮っているのでイメージサークルが
小さく、結構トリミングしてます。

本当は中央部がHαで赤いみたいだけど、こんな秒単位の露光じゃ
当然写りませんよね~


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