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日記・コラム・つぶやき

2019年6月17日 (月)

「CANP'19」 参加

Img_5168

「CANP」
CCD Astronomy Network Partyの略だそうです。
ざっくり言うとデジタルな手法で天体写真を撮る人達の研究会。
自分は去年存在を知ったばかりですが、なんと20年以上前から
続いているそうで、驚きです。
会場を見渡せば、約100名の参加者の大部分が天文誌などで
お見掛けする有名人ばかりでビビりまくり、、、。
SNS上でしか存じ上げない方々とも実際にお会いできて
よかったです。

講演の内容は一見目新しいものではなく基本の基本なのですが
誌面やネット上では解らない「最後の一手」的な話が聞けて
大変参考になります。
さらに技術的な話ばかりではなく、いかに美しく撮るか、
とか、いかに楽に撮るか(笑)とか、多岐に渡った内容で
うっかりトイレにも立てません。

懇親会では天文誌の編集人のフォトコン(フォトギャラリー)
の裏話の講演があったり。
これは「これが入選の秘訣」というよりも「これはダメよ」的
な内容。
「こうやって絞り込んでいきます」という具体的な話に
一同「へ~~!」
自分的にはメジャー天体の扱いと応募サイズの話は目から鱗
でしたね~。

二次会では同宿、近くの宿、近くに住んでいるメンバーで
飲みながらさらに濃い話。
名刺交換ならぬ「友達申請」は現代風ですな~。
天文やってなきゃ出合いそうもないメンバーでの飲み会は
楽しいです。

※ この会の特性上、あまり具体的な事は書けないので
  あっさりした表現になっています。
※ 職業とか名前とか公表していない方もいらっしゃる
  ので、あっさりした表現になっています。
※ 所有機材等が極秘の方もいらっしゃいますので(笑)
  あっさりした表現になっています。

次回、秋葉原編に続く



2019年4月 1日 (月)

金メッキ鏡による月撮影

普通、反射望遠鏡のミラーはアルミメッキです。
では「金」メッキだとなにがちがうんだろ?

Cimg05992

メーカーの説明によると、、、
「Edmond Optics」のページへリンク

グラフを見ると解るように赤外域の反射率が桁違いに高い。

ではカメラはどうだ?

Asi290mmqee1529566472161

こちらはZWO社のモノクロカメラの感度分布図。
ギリギリ1000nmあたりまで使えそう。
一見、かなり感度が低そうだけど、金メッキによる
反射率の向上と実際の光量(たとえば月は直接日光が
当たっているのでかなり多い)で通常光とあまり
変わらない。

これにIRパスフィルターを組み合わせる。

Itf100rm_g
図中の「ITF-100RM」が良さそうだ。

これでおおよそ1000nm~の赤外撮影が可能になった。
もはやほとんど大気の影響を受けず、揺らぎません。

で、せっかくなのでLRGBでカラー化してみたい。

カラー画像は独特だ。

201808221230_2rgbmoon_33439

まあ、想像通りまっ黄黄です。
でも各色の反射率はわかっているので補正は割と簡単。

と言う訳で、最近の自分の月の写真は良く写ってるでしょ?




2019年3月 5日 (火)

「BlueRose」

「BlueRose」 青いバラ。

AKB48の曲の話ではありません(笑)。
バラにはそもそも青い花を咲かせる遺伝子が存在
しないそうで、品種改良や交配で青い花を咲かせる
ことは不可能なのだそうです。
故に「BlueRose」には「不可能なもの」とか「奇跡」等の
意味があるらしい。
が、近年、遺伝子操作の技術が進歩し、ついに人類が
長い間夢見てきた青いバラが誕生!
作り上げたのはなぜか「サントリー」。

サントリーのページへリンク
という話とは全然関係ないが、先日撮ったバラ星雲の
写真を使って「BlueRose」を作ってみた。
なんのことはない、RGB合成でRとBを間違えたところ
青いバラになってしまったのでそのまま仕上げたモノ。

Fb_brgb

完全にあそびの世界なんだけど、ハッブルパレット
とか見慣れてくるとさほど違和感ないぞ。

幸せの青いバラを御堪能あれ。

2019年2月25日 (月)

これは合成写真なんですが、、、

という記事が話題になった。
とあるSNSでもちょっと話題になったけど、大半は
「まあ、あんまり意味ないな」的な意見。
細かな検証は置いといて。
実際、高精細な月の写真を撮ろうとすると、
5万枚とは言わないが実際数万枚は撮る。
つなぎ合わせる訳ではなくてスタッキングするんだけどね。
自分の写真で数えてみたところ、約27000枚の合成だった。

というわけで、同じように合成してみた。

12252hp

月と地球照と星空の合成。
さすがフォトショップ。なんでも出来ちゃうな~。
解ってる人がみたら笑っちゃうレベルなんだけど。
あからさまに合成なんだけど、天体写真を全く知らない
一般の人に見せたところ合成と指摘した人は皆無。
それどころか皆そろって「すごい」「キレイ」と高評価。
まともに撮った写真よりもウケがいい。
なんか複雑だな~。

学術的な写真よりも「アート」要素が多いほうが
一般受けするのかな?

2019年2月23日 (土)

ナローバンド、意外な利点。

最近ハマりつつある 「ナローバンド」撮影。
だってメチャクチャ写るんだもん。

もしかして常識なのかもしれないけど、意外な発見があった。

「快晴!」といっても一晩中続くことはめずらしく、モヤが
かかったり雲が流れたり。
通常撮影では露光中に雲が通過すると、、、

Dsc_20692

こんな感じになってボツカットになってしまう。
こんなにはっきり写らなくても薄~い雲が通過して
微妙にコントラストが低いコマがあったり、、、。

ところがナローバンド(Hα OⅢ)だとこの雲が写らない。
撮影中に雲が通過するのを確認して
「あ~、1カットボツ。」と思っても後から確認すると
なぜか全コマ成功???
しかもコントラストも安定していて、雲の通過を感じさせない。

おそらく雲に反射した地上の光をフィルターが完全に
遮断していて、単に 「真っ黒い物質」 が通過しただけで
画像に影響を与えないのだろう。
もちろん長時間遮られれば露光時間が少なくなるのと
同じことなので、カブらなくても写りは悪くなるだろうけど
サッと通過したくらいでは全く影響なし。

これぞ究極の光害カットフィルターか?

スゴイぞ! ナローバンド。



2018年12月26日 (水)

バックフォーカス考

Bf_1

画質が悪い。
というか、4隅が放射状に流れている。
↑はナローバンド撮影なのだが、フィルターのせいなのかな? くらいに
思っていた。
実は反射に使ってるコレクターレデューサーもプロミナー+レデューサーも
同じ症状が出ている。
トリミングして対処していたのだが、、、。

大変な勘違いをしていたようだ。
レデューサーやフラットナーのバックフォーカス。
補正レンズ(枠)の後端からセンサー面までの距離のことで設計上キチンと
決まっている。
当然ちゃんと合わせているのだが、この空間にフィルターを挟むと補正が
必要になるらしい。
ザックリ言うとフィルター厚の1/3。
今使ってるフィルターは実測でだいたい2mmちょっと。
メーカーのサイトを見たら2.1mmになっていたのでほぼピタリ。
この1/3というと0.7mm。
計算上、バックフォーカスが-0.7mmになるので+0.7mmのスペーサーを
噛ませる必要があるらしい。

スペーサーか~。
作るしかないのかな。
0.7mmのアルミ板があるようなので、これをくり貫いて削って、
とか考えてたけど、よく見たらZWOのASIカメラを買った時についてきた
用途不明のリングがあったのを見つけた。

Imgp0110

しかもいろいろな厚さのヤツが。
なんだ、これで調整するんじゃん。

く~! 痛恨のミス。

次からはちゃんと撮れるでしょう!

2018年12月 7日 (金)

星を撮るってどういう事?

たまに友人なんかから聞かれる事。

「星ってどうやって撮るの???」

基本的には普通の写真と同じですよ。
撮りたい星にカメラを向けてシャッターを切るだけ。
簡単に撮ってみようか!

というわけで説明がてら、簡単に撮ってみました。
「M45 プレアデス星団を撮ってみよう。」
「えっ、なにそれ?」
「日本名は スバル。ほら、君の車のエンブレムになってるだろ。
今まさにシーズンなのだ。」
「へ~、星にシーズンとかあるんだ。」

てな会話をしつつカメラセット。
レンズは135mm、絞りは3.5にセット。Jpeg1枚撮り。iso2000。カメラはD5300。

リモートケーブルを使って露出3秒。
Dsc_3206

「なんだ、真っ黒じゃん。」
「いやいや、よく見ると星が小さく写ってるよ。」
「あっ! ほんとだ。ちゃんと車のマークの形に写ってる。でも暗いな~。
完全にアンダーだね。」

「じゃあ、もうちょっと露出時間を延ばしてみよう。」
露出10秒

Dsc_3207

「あっ!さっきのより写ってる!」
「さらに時間を延ばしてみよう。」

30秒
Dsc_3209

「あれっ? なんか星が伸びてるよ。」
「地球の自転に伴って動いてるんだよ。太陽や月と同じように東から
登ってきて西へ沈むのだ。」
「へ~。」

「まあ、これはこれでりっぱな天体写真なんだけど、せっかくだから
魔法の機械を使ってみよう。」

スカイメモセット。

「これは星と同じ速さでカメラを動かす装置。言ってみれば超低速な
流し撮りだな。」

60秒
Dsc_3205

「おー! 伸びてない。」
「露出が長くなったから星は写るけどバックも明るくなっちゃうんだ。
PCで調整してみよう。」

で、フォトショップの出番。

Dsc_3205tf

「おー!!! 天体写真っぽい!」
「せっかくだからもうちょっと詰めてみよう。」

ひっくりかえして、トリミングしてノイズをぼかして、、、、

Dsc_3205tff

「はい完成。」
「なんだコレ? 魔法見てるのか?」
「まあ、雑に撮って雑に仕上げてるからいまいちだけどね。」
「えー! これで充分じゃん。」
「いやいや、ここまでは簡単。 ここからいかに綺麗に撮るか(仕上げるか)
が天体写真を撮るということなのだ。たとえば露出時間をもうちょっと伸ばして
数十枚~数百枚撮ってPCで合成したり、冷却カメラ使ったり、いいレンズ
使ったり。」
「え~、病気な世界。」
「いやいや、趣味なんてみんなビョーキだよ。オレからみたらオマエの釣りの
趣味のほうがビョーキに見えるけどね。」

などと語り合いながら夜は更けてゆく。


※実際は撮影は夜、PC作業は別な日にやってます。

2018年9月21日 (金)

オーパーツ

オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと
考えられる物品を指す。英語の「out-of-place artifacts」を略して
OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味である。
Wikipediaより。



すごいモノを見つけた。
なんと葛飾北斎が描いた「巨大望遠鏡を自作する人々」の画。

Hoks0019_w720

(笑)
富嶽三十六景 遠江山中より

2018年8月31日 (金)

撮影機材の有料レンタルシステム

機材を有料でレンタルしてみる。

1アイテム500円。
たとえば赤道儀と鏡筒だと¥1000。
撮影用のCMOSカメラは¥500だがカラーとモノクロ両方だと¥1000。
惑星や月を撮るには¥2000かかる訳だ。
ポタ赤も¥500。一眼レフも¥500だがレンズは付属品として何本でも無料。
ただし高価なプロミナー500は単体で¥500。レデューサー等は無料。
バッテリーやPCも無料。
DSO撮りながらスカイメモで放置撮影するシステムだと¥2500かかる。

一体誰に貸すんだ? もちろん自分にだ。

という訳で機材を使うたびにキチっと料金を払ってみた。
だいたい2年半~3年くらいかな~?
とうとう 「30万円貯まる貯金箱」 が一杯になりました。

で、厳かに「開封の儀」。
せっかくなのでタイムラプスで撮ってみたけど、編集ザツ!




すごい量だ(笑)
でも仮に商売とすれば大赤字。天体写真は金かかるな~。
2倍に値上げするか(笑)

とりあえずムダ使いしてみるかな。

ちなみに30万を超えた分の¥11500は焼肉だな。

2018年8月 1日 (水)

ビール片手に宇宙への思いを馳せる

晴れません。
6月末あたりに撮ったきりずっと天候不良。
正確に言えば梅雨明け宣言あたりからは毎日いい天気なのに夕方になると
曇ったり雨降ったり。
話題の火星どころか木星も土星も金星も月もまったく見えません。

もうあきらめてビールでも飲もう! (って、ほぼ毎日飲んでるんですけどね)
せっかくなので星空っぽいビールを!


Img_4188

キリン「ギャラクシーホップ」。
かなり星見っぽいデザインです。

Img_4109

こちらはサッポロ黒ラベルの「星に願いをキャンペーン」デザイン缶。
QRコードからアクセスするとスマホに星空が映し出されます。


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さて、デザートはローソンの
「バタフライピーティーのぷるるん水ゼリー(レモン)。

Img_4148

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これは、はやぶさ2の目的地である小惑星リュウグウをイメージして作られた
スイーツなのだそうだ。


あ~~、満喫した。