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トラブル

2019年11月13日 (水)

なんじゃこりゃ~! 怪しいフラットフレーム

昨日撮った満月下の網状星雲の再処理。

キチンとフラットを撮って補正してみることに。
が、何度撮ってもムラのある変なフラットしか出来ない。

まずHα(かなり強調しています)
Haflat
まあ普通。周辺減光的な感じ。

次にOⅢ。
O3flat
なにコレ?
決してPSのブラシで書いた訳ではありません。
何度撮っても照明を変えてもこのパターン。
どうやらこれが正しいフラットフレームらしい。

半信半疑ながらフラット補正してみたら、、
O3newrgb1113
綺麗にカブリが取れた(笑)
まあ写り自体はあまり変わらないけど。

なんなのだろう?
コーティング的な問題なのだろうか?
レンズはかなりオールドなSMC PENTAX-A645 200mmF4。
当時売りにしていた「スーパーマルチコーティング」である。
それとも硝材に問題があるのだろうか?
Hαならまだしも500nm近辺の波長でコレはどうなんだろう。

試しにニコンのオールドレンズのフラットを強調処理してみた。


Ha_20191113171001

OⅢ
O3_20191113171001
ありゃりゃ、同じような変なパターン。
っていうか全く同じ?
O3_20191113171601
左がニコン、右がペンタックス。
なんならHαも同じか!

実はレンズの問題ではなくてフィルターに原因があるのだろうか?
う~~ん、替えのフィルターは無いので検証できず。
まあフラット補正できるから実質的には問題無しか。

※追記  フィルターを裏返して試してみましたが結果同じでした。


2019年11月 9日 (土)

ASI294MC Pro 色がおかしい問題(解決編)

まず、まとめ。

ASI294MC Proで撮った画像の色がおかしい。
Nativeだと大丈夫だがASCOMの時おかしい。
ステライメージで処理すると大丈夫だがDSSだと変な色になる。
DSSでスタックした画像は色の後処理が困難もしくは不可能。

という状況。


いろいろと考えた結果、
ステライメージは最初にホワイトバランスを調整してから処理
している。
最初の色転びはリニアな感じだが、スタック処理すると濃淡が
変わってしまい、カラーバランスが調整できなくなるのでは
ないか?

という訳で検証。
以前撮って、上記の理由で処理できず放置していた画像があったので
それを使用。
ASI294MCProをASCOMで使用。露出15秒でM31を撮ったモノ。

まずはDSS
A1
派手にグリーンに傾いています(笑)

A3
スタック完了。当然仕上がりもグリーンっぽい。
左下のスライダーで調整できるのですが、とりあえず山を揃えろだけ。

次はホワイトバランスを調整するパターン。
A8
Raw/Fitsの調整タグからカラーアジャストメントを調整。
グリーンを下げる項目は無いのでRとBを上げて調整。
上げっぱなしだと明るい部分がサチってしまうのでブライトネスを下げる。
とりあえず上から「0.5」「1.2」「1.6」にしてみるとソレっぽい色になった。
スタックしてみると、、
A6  
一見、あまり変わらないような気もするけど。
両方をそもままステライメージに持って行ってオートストレッチ。
背景をニュートラルグレーに調整。

A7
左がそのままスタック、右がホワイトバランスを調整後スタック。
左はM31が緑っぽいです。
このままカラーバランスを調整してグリーンを下げると背景が紫になって
しまいます。強引に調整すると色味がなくなったり変な色が浮いてきたりで
自分にはお手上げです。
そこそこニュートラルになった右側の画像をPSでレベル調整。
フラットエイドで周辺減光補正してみます。
最後にひっくり返して、、、

M31a23_sd
さすがに15秒露出なので細部はぜんぜんですが、ダークもフラットも無しで
ほぼソフト任せのオート処理にしてはかなり自然に仕上がっていると思います。
少なくとも不自然なグリーンかぶりも無いし、暗部にグリーンが乗ったりも
しません。

と言う訳で、結論。
「DSSはスタック前にホワイトバランスを調整すべし!」

※この現象は自分の場合だけかもしれませんが、たまにネットで294MCは
 色が出ないとか変等の書き込みがあるようなので参考程度にご覧ください。
※自分の環境でもNative使用の場合は問題ありませんでした。あくまでASCOM
 経由の場合のみの問題でした。
※ドライバーは2個前のものまで試しましたがすべて同じでした。
※一眼レフ等の普通のカメラで撮った画像はキチンとホワイトバランスがとれて
 いるようで、まったく問題ありませんでした。一部のCMOSカメラのみの
 問題です。














 

2019年11月 8日 (金)

ASI294MC Pro 色がおかしい問題

ZWO社の冷却CMOSカメラ「ASI290MC Pro」。
以前はあまり気にならなかった、というか問題無かったし
ごく普通に使っていたと思う。
モノクロ撮影にハマってから、月くらいしか撮ってなかった
のだけれど最近またちょっと使い始めた。
すると、色がおかしい
Gが強く出て大きくカラーバランスが狂っている。
しかも対象というか条件によっては補正不能なほどおかしい。

いろいろ調べてみるとどうやらDSS(DeepSkyStacker)を
使った時が特におかしいみたい。
カラーチャートを撮影していろいろと検証してみた。

まずあまり問題がないステライメージ。
Test4
Raw画像なのでモノクロ。

これを「ベイヤー・RGB変換」メニューでRGGBを選択してカラー化する。
Test6
特に問題なくカラー化成功。

Test5
よく見るとメニューに「ホワイトバランス調整」があり「自動」で調整
してくれているようだ。

さて、ちょっと問題があるDSS。

Test3
おっと、少々グリーンに転んでいるぞ。
でも普通に補正できる範囲だと思うけど、、、。

過去撮影分と最近の撮影分を比較してみる。
PCもキャプチャーソフトも同じだし、設定もさほど変えてないしな~。
と、ふと気づく。
初期のころはNativeで使っていたようだが、いつのころからかAscomで
使っている。
データには「ASI294MCPro」とでるか「ASCOM CAMERA」と出るか
の違い。

ASCOMで撮るとどうなるの?
Test7
おっと、いきなり変な色になったぞ。
緑というか黄色というか。

なんとなく解ってきた。
これを補正しきれなくて色がおかしくなるのではないか?
ちなみにスタック前の1枚モノだと補正できるが、スタック後だと
うまく補正出来ない。
スタック(加算平均)によって色というかレベルの分布が変わって
しまうのだろうか?

あちこちいじくって道が開けてきたので、後日「解決編」へと続く。

2018年8月 9日 (木)

職質対応マニュアル

職質。
正式には職務質問。
公園とかで望遠鏡出してると警察官がやってきていろいろと聞かれるアレです。
昔は不審尋問と言っていたが、最近変わったらしい。
悪いことしてるわけではないのでどうっていう事ないんだけど、なにかと
めんどくさいので各方面から聞いた対応方法を。

まず、なぜ職質されるのか?
単純に「怪しい」から。
街中の公園で天体写真っていうとだいたい月か惑星(自分の場合)
当然20cmオーバーのシュミカセとかデカい望遠鏡を持っていく。
一般の人が想像する望遠鏡って、だいたい6~10cmくらいの白い屈折機らしく
銀色のフードを付けたぶっとくて短い筒は望遠鏡に見えないらしい(実際に
聞いた話)。
しかもその望遠鏡を覗くでもなくPC画面を見ながらゴチャゴチャ操作してるのは
天体観測とか写真撮影にはとても見えないらしい(実際に聞いた話)

ここで大事なのは職質には2種類あるという事。
まず、警察官自身が「怪しい」と思って職質してくる場合。
これは比較的簡単。
PC画面を見せながら説明すればだいたいOK。せいぜい住所と名前を聞かれる
くらい。免許証なんかを見せればすぐ帰る。
めんどくさいのは住民からの通報で警察官がやってきた場合。
通報者の住民は遠くから見ての判断なので、いかに怪しいか、話を膨らませて
通報する。これは困ったものだが、「怪しいと思ったらすぐ110番」などという
標語もあったりするくらいなので仕方ないのかもしれない。
そして、この「通報があって出動した」場合は警察が「こういうふうに対応した」
という記録を残さなくてはいけないらしく、かなり細かく聞かれる。
基本的に任意なのだが、拒否したり反抗的な態度だと取り調べ(?)が
長くなるので一市民として「にこやかに」対応したほうが早く解放されます。
とにかく身分証明書は絶対に持っている事。
あと、山で撮影するときの獣対策用の熊撃退スプレーだのスタンガンだの
ナイフなどは持ってこない事(笑) 見つかるとかなり長引きます。

通報の場合、だいたい近くの交番からやってくるので、何度も職質されていると
警察官も「ああ、またアイツか」という感じになるけど、対応しなければならない
ので、必ずやってきます。

では、どうすればいいか?
結局のところ、完璧な対策は無いのだけれど、「怪しい雰囲気を出さない」(激ムズ)、
撮影前に交番に寄って「星の写真撮ってるのでヨロシク」と挨拶しておく、くらいしか
対策が無い。
なので必要な物は揃えておいて、さっさと帰ってもらうのが最良。
免許証とか言われた時に、「駐車場の車の中」とかだと取りにいかねばならない。

ちなみに「オートガイドのテスト」とか「新光学系の画角確認」とか「ナロー撮影テスト」
とか一般人がPC画面を見てもなにをやってるのか解からない時も要注意。
以前撮影して処理済みの完成写真をPCに保存しておくのも必要かも。
まあ、そこまで言われたことはないですが、、、。


2018年7月13日 (金)

ビクセン HAL三脚の巻 その2

HAL三脚の「ツノ」補修について書きましたが、そもそも「なんでこうなったの?」な話。
いろいろと思い当たる事が出てきたので整理してみます。

まず私個人の能力について。
一般人です(笑) 
以前は某自動車メーカーに勤めてました。
その後レース用の2輪車を整備するカスタムショップ、いわゆるチューニング屋で
エンジンをいじってました。
レーシングマシンなので走ったらそのたびにオーバーホールつまり全分解。
その時の社長の口癖。
「自分が締めたネジ以外は信用するな!」
「100回バラして100回組み上げてもネジを傷めてはいけない」
と、異常にネジ(本当はボルト?)にこだわる人でした。
おかげで今でもネジの緩みは許せない性格で、車も自転車もしょっちゅう点検
してます。自転車なんかアルミだったりカーボンだったりするので当然トルクレンチで。
もちろん望遠鏡もです。
このHAL三脚は約40本のネジ、ボルトが使われていますが緩んでませんか?
自分のは緩んでいません。なぜなら週に一度くらいは点検しているからです。
どういうわけか油断してると緩むんですよね~。
特に三脚の開き止めあたりとか。
そこまで念入りに確認しても、問題の「ツノ」はわずかに緩んでいる。
緩んでいるのを確認して、締め直して使うスタイルなので、前回使ったときに
緩むんだと思います。
今回このブログを書いて、いろいろと御意見をいただいたのですが、
まず「緩む人」と「緩まない人」がいる事。
赤道儀をがっちりと締め付けて固定しても左右の調整が「軽く動かせる人」と
「重くて動かせない人」がいるという事。
この差ってなんだろう???
ちなみに自分も「重くて動かせない人」です。
初めて触った時、こういう回転部分にはベアリングとか入ってて、スムーズに
動くんだろうな、という認識でしたがよくみりゃただ三脚の上に載ってるだけ。
「ああ、少し緩めるのね」とは気付きましたがとにかく重い。
力入れて調整ネジを回すと、ギュルギュルと金属が擦れる音が聞こえる。
そりゃツノに過大な力かかるよな~。


で、この話はちょっと置いといて。
揺れる。風とかピント調整で触った時とか。
とにかく揺れる。
シュミカセで倍率が高いからかとも思ったけど、とにかく異常に揺れる。

調べてみた。

左右調整ネジが動かせる程度に赤道儀固定ボルトをわずかに緩めてゆすってみる。
ん? ちょっと動いてないか?
手にカタカタと微細な振動を感じる。

たまたまiPhoneで動画を撮っていた。
ブログ用に撮ったものではなく、自分の備忘録的なものなので非常に短いです。
なにをやっているのか、見逃さないように先に説明しておきます。
「固定ボルトを極軸セッティングの時くらいにわずかに緩めた状態でゆすってみる」
「映像ではよく解からないけどカタカタと動いている」
「ボルトをガッチリと締める」
「三脚と赤道儀がくっついているのか? 紙を入れて確認してみる」
「前の方は密着しているようだが後方(映像手前のほう)は浮いている」
見やすいように赤道儀ではなくハーフピラーを載せています。

では、どうぞ。





どうやら三脚天面の水平が出ていないようだ。
分解して定盤(水平な板、エンジンのシリンダーヘッドの平面を見たりするのに
使います)に乗せてみるとたしかにおかしい。
耐水ペーパーで削ってみると、、、


Img_3296

削れたところが出っ張っていたところ。
でこぼこなのは悪いことではなくて、均一なものならば接触性が良くなって
歓迎すべきことなのだが、これはちょっといただけない。
一番削れている周辺の一部が大きく出っ張っていたという事。
なのでほかの部分が接触せず、隙間になっていたようです。
ひょっとしたら「やじろべえ状態」になってゆらゆら揺れていたのかも。
そしてこの状態こそ回転が重い原因ではないのか?

回転が重いから力入れて調整ネジを回す。
ツノに過大な力がかかる。
わずかに土台にめり込む
わずかに緩む
ネジ山破損
という流れではないのか?


Cimg05752
たしかに若干痕がついてるぞ。

水平が出て、おかしな振動がなくなったので気にしていなかったが、
今回ツノを直して水平微動を動かしてみたら、たしかにスムーズになった
ような気がする(笑)
ロッド的なものなのか、たまたまなのか解からないけど、今回素人が検証
出来た事実です。


あ~、一応書いときますが、決してビクセンをDisってる訳はでは無く、クレーム
を言ってる訳でもなく、自分的には「メーカーの目の届かないところはフォロー
して性能を発揮してもらう」という立場です。
昔からビクセン好きで今も大好き。これからもビクセン製品を買いたい!
と思っています。
ただ、こういう考えは最近天文ファンになったビギナーには酷だろうし、それゆえ
悪い評判が立ってほしくないのであえてブログ記事にしました。
検品というかツメをきちんとしてくれればすごくいい製品だと思います。

繰り返しになりますが、過去の仕事の話。
レーシングマシン(正式にはコンペディションマシン、競技車っていう事ね)は
仮組で届きます。
全て分解してバリ削って、組み立ててセッティングして、ようやく走れます。
そんなことをやってた人間だからこそここまでやっても「普通」と感じてしまい
ますが、一般人からみたら「ビョーキ」ですね。
「変態」の域にはまだまだですが(笑)


2018年7月12日 (木)

ビクセン HAL三脚の巻

三脚の天面に取り付ける水平支点(通称 ツノ)が折れた!
っと、よく見たら折れたのではなくて三脚側のアルミのネジ山がなめてしまった
ようだ。

Cimg0577

このツノは赤道儀の方位調整ツマミのつっかえ棒的なもので、ネジでこのツノを
押した反作用で赤道儀を回転させる構造のモノ。
このビクセンのHAL三脚ではツノをねじ込む位置を変えることによってGP系と
SX系の両方の赤道儀に対応させているのだが、そのためなのか強度的な問題が
でているようだ。
とあるSNSで話題になっていたんだけど、結構同じ症状の人は多いようで、使い方
というよりはやっぱり強度なんだろうな~。

実はこのトラブルが発生したのはかなり前だったのだが、ガタが出てからは方位調整
に関してはこの微動装置を使っていないのでクレームを入れるつもりも修理する
つもりもなかった。
どうやって極軸を合わせていたかって言うと、三脚ごと動かしてやれば全く問題なし。
たかだか数倍の極軸ファインダーなら余裕でど真ん中に入ります。
(電子極望くらいシビアだと解かりませんが)
でも天文ビギナーの方達の中には微動装置がないとセッティング出来ない!という
声も多いようで、まあ、本来そのための装置なので「無くてもいい」などという自分の
ような天邪鬼はメーカーのコストダウンに加担する悪の存在なのだろう。

という訳で改心して(笑)、安価に修理する方法を考えてみた。
初めに思いついたのはデブコンという金属パテ。
早速ググってみると、高っ!
即却下。

ネジでなんとかしよう。
まずは敵を知る事から。(敵じゃないけどね。)
Cimg0572


分解して裏から見てみる。
ネジ穴は貫通していない。
おまけに肉盛が薄いようで、ヘリサートやサイズアップのタッピングも無理そう。
貫通させてボルトを入れてしまえばいいかと思ったら三脚が干渉するようで
頭の低いボルトじゃないとダメっぽい。
いろいろと大変そうなので最後の手段に取っておこう。

正攻法でいく。
Cimg0579

純正ツノのネジ長を計ると7mmちょっと。

Cimg0581

Cimg0582


普通のネジをねじ込んで入った長さを計ってみると約13mm。
ということは奥の方に約6mmのネジ山が残っているということだ。

Cimg0580


こんなものを買ってきた。
一番左が高ナットとか長ナットとか呼ばれてる商品。6mm×30mm。
次がM6×50mmの寸切ボルト。
長いネジを買って、切って使おうと思っていたのだがめんどくさいのでたまたま
見つけたこのネジを使う。


Cimg0583

頭が無い寸切ネジなのでダブルナットにして締めこむ。
折ったりするとめんどうなので慎重に。

Cimg0584

おまじない程度に幅広のワッシャを入れる。


Cimg0585

ついでにスプリングワッシャも入れる。

Cimg0586

長ナットをねじ込む。

Cimg0587

平らな面が真横にくるように微調整して完了。
約¥300の出費也。

一応室内のテスト的には問題なし。
とりあえずしばらく使ってみます。




2018年2月16日 (金)

M-gen 不調

オートガイダー 「M-gen」 が謎の不調。
星像がひょうたん型になってしまう。しかも350mmで。

tol値を変えて反応を鈍くしてみると収まるみたいだがハンチングしてる
という訳でもなさそう。
ゴマカシながら撮影していて、ふと表示を見てみると、、、
オートガイドが止まっている。
???

Img_3828

どうやらカメラを認識していないようだ。
いつから止まってたんだろう?
350mm程度だと赤道儀まかせのノータッチガイドでそこそこ行けてしまうから
全く気が付かなかった(だったらオートガイド要らないだろ、というツッコミは無しで)

電源のON OFFでは変わらず。
ケーブルを抜き差ししたら治ったみたいだけどコネクタの不具合か?
それともどこか断線してるのか?

こういうの困るよな~。
固くて使いにくいからとりあえずケーブル交換してみようかな。


2018年1月10日 (水)

アンプノイズ

新規投入のZWOのCMOSカメラ「ASI294MC Pro」が調子いい。
と、よくよく見たら結構アンプノイズと思われるカブリが激しい。

Sh240noise2

スミのほうはいいとして、右上は結構強烈だ。
現場で、あれっ、こんなところに明るい星あったっけ??? と 思ってたけど
強調処理してみたらどうやらアンプノイズらしい。

ちょっと酷いな、うちのカメラだけかな?と思ってZWO社に問い合わせてみる。

すると即答。
「CMOSカメラとはそんなもんです。」的な回答。
送られてきたダークフレームがコレ。

Asi294mc_prodark_frame

なんだ、スッカリ同じじゃん。
このカメラは全てこうなんだ。
まあ、ダーク減算処理で消せるから問題ないんだけど、こうやって見ると
市販の一眼レフカメラってものすごく優秀なんだな~と感心。

ちなみにZWO社とのやり取りはもちろん英語なのだが、「アンプノイズ」って
絶対和製英語だなと思って 「amplifier noises」って書いたら、「amp-glow」っていうのが
正しいらしい。専門用語は難しいな。

それにしても晴れません。




2017年10月19日 (木)

オートガイドについて考える その4

では、どうする?

11_2

こうできれば手っ取り早いのだがシーイングの影響が大でなかなか難しいので
結局ゆるく設定して使っているのが現状ではないのか。

10
常に元の位置まで補正されていればOKなのだが、これが難しい。
先の写真のように2時間とか3時間とか撮影を続けた比較明写真をみれば
過補正なのか負補正なのか一目瞭然なのだが、その場で、PHD2とかのグラフを
見ながら調整しても1回ごとの補正具合しか解からないようだ。

Img_2543

ちなみに自分の場合(例に上げた写真)は過補正になっているようだ。
毎回こうやって吟味しながら微調整していけば煮詰まっていくのかもしれない。

結局のところ1方向にのみズレる 1方向にのみ補正 というのがよくないと
思われるので(↑ のPHD2のグラフは見事に下方向にのみ補正が入ってますね)
極軸セッティング重要という単純な結論になってしまう。
まあ、補正が不要なほど高精度の赤道儀を使えばいいという話は置いといて。

ちょっと見方を変えて、赤道儀の精度について考えてみる。
たとえば極軸が合っていても芯が出ていなくて首を振りながら回転していたら
どうなのだろう?
回転に伴って星はあっちいったりこっちいったり。
ガイダーは常にあらゆる方向に補正するという図式。補正が追い付くなら
これが一番簡単な気がするのだが、、、。
以前、オートガイドで悩んでいた方が中華製の安い赤道儀に変えたら驚くほど
精度が上がったという話をHPで見かけた事もあるし。

(注 中華製赤道儀の精度は解からないのであくまで参考の話です。ひょっとしたら
    日本製よりも精度が良くてうまくいくようになったのかもしれません。)

オマケの話。

M-genの説明書をよくよく読んでみたら興味深い説明が載っていた。

Img_3399

どこまで補正するかという説明。
なんだ、そういうが設定できるんじゃないか!
このMode 0 は中央点まで補正するらしいのでこれでいいのかな?
ハンチングを起こしやすいのでおススメではないとも書いてあるけど。
試してみたいけど晴れないね~。

結論がいまいちはっきりしないけど、とりあえず
「橋軸をキチっと合わせる」  電子極望導入してみるか~。
「補正量を少なくする(自分の場合)」
「M-genの設定を試してみる」         

以上の3点が今後の課題。

とりあえず考察終了。

2017年10月18日 (水)

オートガイドについて考える その3

まずは奇跡の一枚(笑)

31180s

180秒露光×8枚分の比較明合成(スタックではありません)
トータル1440秒。24分。
個別に見れば失敗コマ無し。パーフェクトガイド!
ピッタリと重なっていて、全くと言っていいほどズレていません。

どうやら失敗のコマの流れた分だけズレていくような気がする(仮説)

ガイダーはどういう仕事をしているのか?

6_3
こういうイメージだったが実際は
4
こうだったり
12
こういう感じに補正しているのではないか?
青の円の中に入っていればOKとすればガイダーの仕事としては完璧なのだが。

ひょっとして、この青い円のイメージというのはアンカーを打ったような絶対位置では
なくて補正後、補正後で星像を基準として変更されるのではないのか?(仮説)

8
こんなイメージ。
これの繰り返しで少しずつズレてくるのではないのか?(仮説)
だとするとセッティング的な理由で1方向ににばかり補正が入る場合に大きく
ズレてくるのではないのか?

ちなみに自分の赤道儀は点検したところ、極軸望遠鏡が少々傾いていて
修正したばかり。
上のパーフェクト比較明写真はその直後に撮った物だったりする。

以前、電子極望が出始めたころ、「ガイドの精度が上がった」的な意見が結構
あったような気がする。
自分的には「どうせガイダーが補正するのだから、極軸なんて多少ズレてたって
関係ないだろ」と思っていたが、そうでもないような気がしてきた。

極軸が合っていないと1方向にズレる → ガイダーが1方向に補正 → 徐々にズレる

極軸が合っているとPモーションの分だけ星が行ったり来たりする 
                   → 2方向に補正する → 連続的にズレることは無い

という事ではないのか?

またまた続く。




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