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星雲、星団

2025年1月 8日 (水)

今年最初はオリオン座、実は去年撮影分。

遅くなりましたが、「あけましておめでとうございます」

去年撮ったオリオン座がようやく完成しました。
実は年末にインフルエンザにかかり、正月はずっと寝てました、、、。
酒もまったく飲まず、ある意味非常に健康的な正月ではありましたが(笑)

Sns2_20250108184301
12/27撮影
RedCat51Ⅲ D810A ISO5000 120秒×45枚

左下のM42~馬頭星雲~M78~バーナードループの一部、
オリオンの三ツ星全部入りと欲張ってみました。

当日透明度が悪かったような気もしましたが、その為かややフワッとした
感じです。
気温が高く、なかなか冬の「キリっ」とした空に巡り合えないですね。


2024年12月23日 (月)

テスト撮影「NGC2371 ドッグボーン星雲」 SV705C編

前回のM42に続いてSV705Cのテスト撮影です。
ターゲットはいろいろと都合があって「NGC2371 ドッグボーン星雲」。

ところが、月が近い。

Photo_20241223191301
離隔はざっと30度くらいでしょうか。
光害も相まって淡い星雲を撮るにはかなりキビシイ状態。
なぜそんな日にそんな場所を、という疑問はもっともなのですが
北方面は雲、南方面は街明かり、そして久しぶりの晴れ。
という訳で無理して撮りました。まあテストだし。

Ngc2371
C9.25 SV705C ゲイン360 8秒×235枚
PixinsighのABEとSTFのみ。 微調整もしてません。
悪条件の割にまあまあ写ってますね。

ちなみにピントが合わないほどシーイングが悪く、長時間露光だと
ボケボケにしか写らないようなので8秒露光にしてみました。
スタックの時点でPixinsighが1/3ほどはじいてくれました。
DSSよりも選択が厳しいのか仕上がりがいいです。
まあ、それでもちょっとボヤっとしてるのですけど、
「偉大なり、ラッキーイメージング」です。

余談ですが、どこが「ドッグボーン」なのかいまいち良く解らない
のですが、どっちかと言うと
Img_8963
こういうヤツのほうが似てるような気も(笑)

条件のいい日に撮り直してみます。

2024年12月 9日 (月)

今年もトラペジウムチャレンジ、、、惨敗

今年もやってみました「トラペジウムチャレンジ」。

が、カメラをセットした途端に漂う敗北感。
「シーイングが悪い」しかも「ものすごく悪い」
まあ、新しい機材とかもあるのでとりあえずテストがてら撮影。
バローレンズを使ったらまったくピントが合わなかったので長焦点に変更。

Photo_20241209201001
C9.25 ASI678MM+IR720とSV705Cの画像でLRGB(L-C)合成
モノクロは3秒×300枚撮って50%スタック
かなりボケボケです。
さらに絞ってもみましたがこれ以上シャープになりません。
あと、露光が長すぎたようでトラペジウム含む左下の明るい星が
飽和してしまいました。
あまりボケているとBXTが星だと認識してくれないようで、小さくする
こともできませんでした。

失敗の原因はいろいろあるのですが、まずSV705Cが普段使っている
キャプチャーソフトに対応していないようで不慣れなSharpcapを
使った事。
で、モニターでの見た目やゲイン調整の加減の勝手が違っていた事。
なによりシーイングが悪すぎて気合が入っていなかった事等々。

以前撮ったヤツに比べて周りの暗い星がずいぶん写るようにはなりました。

シーイングのいい日に再チャレンジですね。

2024年12月 3日 (火)

NGC1360 「コマドリの卵星雲」(Robin's Egg nebula)

New5
C9.25 レデューサー2枚重ね(だいたい1200mm相当)
 ASI294MCPro(-5℃)
15s×190枚 40s×140枚

コマドリの卵とはなんぞや? とググってみるとたしかにこんな
感じの青い卵。
「ロビンズエッグブルー」と呼ばれ幸せの象徴らしい。

ちょっと前に教えてもらい、是非撮ってみたいと思っていたけれど
なかなかキビシイ。
高度が低いのです、、、。
当地では南中時でもせいぜい25度。
何度か挑むものの、低空のモヤっとした霞にさえぎられてぜんぜん
写りません(T_T)
シーイングが悪い日はボヤ~としか写らないし、風が強い日は
ラッキーイメージング的に短秒露光でしのぎ、両方をスタックしたら
まあまあ見れるようにはなりました。
今回は「写ればヨシ」のザックリ撮影なのでBXTもMAX使用です。

ちなみにSTARIZONAのレデューサーにアイピースレデューサーを
プラスしてF5.5相当くらいにして撮っているのでイメージサークルが
小さく、結構トリミングしてます。

本当は中央部がHαで赤いみたいだけど、こんな秒単位の露光じゃ
当然写りませんよね~


2024年11月19日 (火)

sh2-101 「チューリップ星雲」

チューリップ星雲。(右上)

クローズアップではなく引き気味に撮ってみました。
欲張って画面下のsh2-99と100、左上のNGC6871まで入れましたが
かなりキツキツです。
しかもHαの3倍くらいOⅢを撮ってるのに写りが悪い、、、。
結果、赤が支配的な絵になってしまいました。
Hαは撮ってる時も「おおっ!」ってなるくらいよく写ってたし、
そもそもそういう場所なんだろうな。
Sh2101sns
GINJI-150FN ×0.73レデューサー ASI2600MMPro(0℃)
Hα 90秒×14枚  OⅢ 90秒×40枚

AOOなので星に色がついてません。
カラーも撮る計画でしたが諸般の事情で中止に(T_T)
はくちょう座もだいぶ低くなってきました。
また来年かな~。

2024年11月16日 (土)

FMA180Pro+スターリーナイトフィルターでM31

雲が多くてターゲットが撮れなかったので天頂にいたM31を
放置撮影。

M31sns_20241116180001
FMA180Pro ASI2600MCPro 120s×20枚
スカイメモRS

ちなみにこの場所、すごく明るいというほどでもないけど
「最高に暗いぜ!」というほどでもない、ほどほどの光害地。
流行りのデュオバンドやクアッドバンドフィルターを使うほどでもないので
いつもはノーフィルターで撮ってるけど、ライトな光害カットフィルターを
使えば多少なりともコントラストが上がったりするのかな?
という訳で、どの程度効果があるのか解らないけどKenkoの
「スターリーナイトフィルター」を使ってみた。
Img_8923
謳い文句としては星景写真用で、照明等の黄色っぽいカブリを低減
してくれるということで天体写真としては「超微弱光害カットフィルター」
といったところかな?
まあ、69点くらいの空を71点程度にしてくれればいいかな、
という消極的な使用。
本格的なヤツは色味が単純になって好きじゃないんですよ。

結果は、、、いまいち良く解らん(笑)
まあ、悪影響は無いみたいなのでもうちょっと使ってみます。

2024年11月 6日 (水)

FMA180Proで北アメリカ星雲

先日、彗星を撮りに行ったとき放置撮影していた北アメリカ星雲近辺。
雲の通過とかもあり選別が億劫で後回しにしていたヤツ。
ようやく眼視選別が完了しスタック処理へ。

Ngc7000sns
FMA180Pro D810A ISO6400 60秒×63枚
Pixinsigh PS

以前も同じ組み合わせで撮った事があるのだけれど、光害カットフィルターを
入れていた為、色がよく出なかったりハレーションが出たり。
なので、今回はノーフィルター。
あと、わずかにフレーミングをずらして左下のsh2-119まで入れてみました。

「入れてみました」と簡単に書きましたが、この時はくちょう座はほぼ天頂。
背面液晶が固定のD810A+ポタ赤でのフレーミングはまさに苦行。
アクロバティックな体制でファインダーを覗く姿は異様そのもの。
天体写真を知らない人が見たら「この人なにやってんだ?」と
思われること必至(笑)
たまたまこの日は誰もいなかったので事なきを得ました。

夏はずっと天候不順、この界隈は撮ることもなくだいぶ高度が下がって
きましたね~。

2024年11月 5日 (火)

大失敗からの半救済「NGC281」 Thanks BXT

薄曇り予報でしたがふと外を見ると晴れてる!
という訳で大急ぎで車に機材を詰め込みます。
部屋でいろいろと仮組みとかしていたのでたまたま空いていた
ASI294MCProを準備してGo。

撮影地に着くと、、、
あれっ? ピントがおかしいぞ。
と、よくよく見るとレデューサーの後ろに付けるスペーサーを
間違って持ってきてしまった。
フォーサーズの294MCProとAPS-Cの2600MCProは形状が違い
付属の11mmスペーサーが無いと取付できないのだ。
そのまま帰るのもなんなので組み合わせを変えてなんとかセット。
でもバックフォーカスが合わないのでいかがなものか。
周辺では激しくコマ収差が出ているものの中央部は行けそうなので
とりあえず撮影開始。
狙うはNGC281、通称パックマン星雲です。
1時間ほど露光して撤収。

スタックしてみると、
やっぱり「う~ん」な仕上がり。
BXTをかけてみると遠目ではそこそこ見れるような気はするけど
かなり無理矢理な感じ。
ボツにするのももったいないので周囲を大きくカットして仕上げ
てみました。
光条の出かたがおかしいとか変な点は多いけど、なんとか
見れるようになった、かな?

Ngc281sns
GINJI-150FN ×0.73レデューサー ASI294MCPro(0℃) 
90秒×44枚

失意の中での撮影なのでフラットもダークも無しです。



2024年10月 8日 (火)

はくちょう座超新星爆発残骸 「SNR G65.3+5.7」

まったく知りませんでした。
シャープレス表記だとsh2-91.94.96になるそうです。

Snr-g65357
サムヤン135mmF2.0→2.8 ASI2600MMPro(0℃)
スカイメモRS
Hα 180s×8枚
OⅢ 180s×16枚  AOO合成

大きさも淡さもスパゲッティみたいなヤツと同じくらいかな?
1時間程度の露光ではかろうじて存在がわかる程度の写りです。
しかもあぶりにあぶってるので非常にノイジー(T_T)
撮影時、PC画面でもまったく確認出来ず、フレーミングが
ズレてしまい、フォーサーズ程度にトリミングしてます。
135mmともなるとポタ赤だと微調整がツライですね。
雲台のレバーをひねるとガクッと動いてしまう、、、。
撮り増しというか、撮り直したかったのですがぜんぜん
晴れてくれませんね~。
はくちょう座はまだ天頂近くなのでリベンジできるか?

2024年8月19日 (月)

ASI2600MCProのファーストライトは「M8 & M20」

梅雨明けしてからまったく晴れません。
蔵王の雲抜け以外は一度も晴れていません。
天気予報も「曇り時々晴れ」とか「晴れのち曇り」とか
微妙な予報ばかり、、、

この日も予報は曇りだったけど夕方の段階で晴れてる!
とりあえず使えそうな機材を適当にかき集めて山方面へGo!
と、よく見たら山は雲被ってる、、、。
という訳で海方面へ変更。

到着すると既に山方向からじわじわと雲が流れてきている。
天頂付近のはくちょう座あたりはすぐに曇りそうだな~

という訳で時間的に若干余裕がありそうな南天に望遠鏡を
向けました。
低空はかなりモヤっていて透明度が悪く空が黄色っぽいです。
春~夏、この領域はモヤっていることがほとんどで
海抜0m近いこの場所で撮影できることはめったにありません。
それでも「やや」高度があるM8、M20あたりを狙ってみました。
そんな理由で前回撮ったのは10年くらい前かな?

ぐずぐずしていると雲が流れてくるのでさっさと撮ります。
M20-m8-sns
GINJI-150FN ×0.73レデューサー ASI2600MCPRo(0℃)
90秒×19枚

30分程度で曇ってしまいました。
横構図にして猫の手を入れることも考えましたが、撮影時間が
あまりとれなさそうなのとM20を入れたかったのでこの構図に
しました。
悩んだ末、左下のNGC6544まで入れたのでちょっとバランスが
悪くなったかな。

モヤモヤの空と短い露光時間の割にはM20の青い星雲もそこそこ
写ったと思います。
正確に比較した訳ではありませんが、直感的に今まで使っていた
ASI071MCProよりも感度が高いというか、「良く写る」気が
します。
ASI2600MMPRoの出番がちょっと減るかも(笑)

新しいカメラは気分が上がりますね。





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