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機材

2019年7月 5日 (金)

ジコチューで行こう!

少々遠回りな話をします。

FMで乃木坂46の「ジコチューで行こう!」という
曲が流れていました。
よくよく聞いてみるとなんだか天体写真撮る人達に
ピッタリな歌詞。


サビ部分を一部抜粋

この青空を無駄にはしない 夕立もきっと来るだろう
今しかできない事がある
絶対
どんなに呆れられても 思い通りにやるべきだ
嫌われたっていいじゃないか
マイペース マイペース

この瞬間を無駄にはしない 人生あっという間だ
周りなんか関係ない
そうだ
何をいわれてもいい やりたいことをやるんだ
ジコチューだっていいじゃないか
マイウェイ マイウェイ


う~~~ん、微妙に沁みる歌詞だ。
そうだよな~。やりたいことはやるべきだよな~

そもそもなんで自分が天体写真を撮り始めたのか?
考えてみた。
40年も前、今と違って、真っ暗な山でキャンプした時、
「曇か?」と見間違うほどクッキリと見えた天の川。
コイツを写真に収めたい、と思ったのが最初。
ところが超広角レンズは非常に高価で、中高生には
高嶺の花。
さらにだんだん酷くなる光害にも悩まされ、
徐々に月や惑星、望遠レンズで撮る星雲星団へ
シフトしていったのだ。まあ望遠レンズも高いけどね。

そして数十年の中断の後、デジタルで天体写真復帰。
相変わらず長めの焦点だけどね。
それでも「天の川を撮りたい!」という願望はあったから
何度かチャレンジ。

「昇る天の川」

不満はあるけどフィルム時代には考えられなかったほど
写っている。
なぜ不満を感じるかと言えばもっともっと綺麗に
写っている写真が、世の中にはたくさんあるからだ。
もちろん撮影者の技量もさることながら、空の暗い
場所への遠征は必須だろうが、その辺はやる気の問題。
そして願わくば高性能なカメラがあればなお良し。
広角に強い「フルサイズ」ならもっと良し。
で、定番な改造6Dをずっと検討していたんだけど
ニコン党だったので、レンズが全部ニコン用なんだよな~
アダプターで使えることは使えるんだけど、いまいち
使い勝手がわるくて、、、。

という背景があることを踏まえて。
毎日高温多湿な梅雨らしい気候が続いています。
ポチリヌス菌が蔓延しているのは想像に難くない。

そんな訳で「ニコンD810A」がやってきました(笑)

Img_5239

さあ、ここでもう一度乃木坂46の曲を聴いてみよう

♪ この瞬間を無駄にはしない 人生あっという間だ
  周りなんか関係ない
  そうだ
  何をいわれてもいい やりたいことをやるんだ
  ジコチューだっていいじゃないか
  マイウェイ マイウェイ

同世代の秋元康氏からのメッセージです(笑)




2019年6月 6日 (木)

適正なオフセットについて 3

しつこくオフセットの話。

せっかくなのでASI183MMも試してみた。
ASCOMによるとゲイン0だとオフセットは10。
ユニティゲインの111だとオフセットは10。えっ?
最大の270だとオフセットは10。ええって???

よくわからないが、とりあえずゲイン350、
オフセット10で撮ってみた。

18327010

う~ん、まったく解らないが10でぜんぜん問題ないみたい。

ほかのカメラはすべてゲインを上げると適正オフセットも
上がってくるんだけど、この183だけ10のまま???

一つ気が付いたのは、このカメラ、ノイズが非常に少ない。
数枚もスタックすると本当にスベスベになる。
そういうのも関係あるのかな?
訳解らなくなったので検証はこれにて終了。

とりあえずハイゲインのオフセット値は把握できたので
実践投入です。

あっ、次の新月期はもう梅雨かな?







2019年6月 5日 (水)

適正なオフセットについて 2


大変な間違いを犯すところだった。
ざっくり言ってしまうと前回の記事の内容は無し。
しれっと削除して書きなおそうかとも思いましたが、
アクセス解析を見ると、結構な人数の閲覧者が
いらっしゃったようなので。

なにがどうかというと、
ヒストグラムの裾野の限界はどこなのか?
どんどん拡大してたどって見ると、、、

40011012

こちらは1枚モノのヒストグラム。
全体が荒れているうえに最暗部になにやら小山がある。
さらに拡大。

4001101

これは何だろう? ノイズ?
切っちゃったほうがいいの? 残したほうがいいの?

オフセット値をいじりながら試写してみるが、なぜか
山の感じが変わらない。
ひょっとしてこの辺全部ノイズか?

と言う訳で5枚スタックしてみた。

4001105

なんだか自然な感じになってきたぞ。
さらに10枚スタック

40011010

暗い部分がだいぶすっきりしてきた。
さらに20枚スタック

40011020

おおっ! 
せっかくなのでさらに50枚スタック

40011050

ノイズがほぼなくなった。
この状態で判断しないとダメなんじゃないのかな。


400110502

縮小してみると1枚ものとは似ても似つかぬスラっと
した山。
こうしてみるとオフセット値が大きすぎる(山が右へ
ズレすぎ)。
おおまかにゲイン450だとオフセットは90前後だと
思われます。

検証が長時間になってしまった為、カメラが過熱。
別なノイズが出てくるとイヤなので本日はこれにて
終了となりました。

 

 

2019年6月 3日 (月)

適正なオフセットについて

 

CMOSカメラの「オフセット」

正直、いまでも完全に理解していません。
メーカーの推奨値をそのままセットしていたり
ASCOMドライバーまかせだったり。

最近、ASI290MMを使って小さな惑星状星雲なんかを
撮ってみて、もう少しゲインをあげてもいいような
気がするのだけど、ASCOMでは300以上には
上げられません。
なんでもこのカメラはゲイン~300まではアナログ、
それ以上はデジタル的に増感しているそうな。
言ってしまえば「300超えると画質が悪くなるよ」
という事。
しかし、Dレンジに余裕があったり、とりあえず
写ってほしい! 的な場合、少々荒れてもいいかな
という場面も。
実際、自分でも惑星なんかだと350くらいまで
上げることもあるし、500とか600とかで
使っている方もいらっしゃいます。

で、困るのが適正なオフセット値。
ASCOMドライバーによれば最高ゲイン300での
オフセット値は75だそうです。
ざっくり言うと、ヒストグラムの左側がカットされない
ように設定すればいいらしい。
いまいちピンとこないので、試写してみる。

ゲイン450にセットしてオフセット値がグッと低めの
30。露出10秒だと、、、。

40030

一見普通だが拡大してみると。

450303

ふんふん。たしかに左側が切れている。
こうなってしまうと、暗い部分がカットされているので
何枚スタックしても淡い部分が浮き上がってこない。
あと、左端がなんで16なのかも不明。
で、オフセット値を120にしてみると。

4501202

さて、このあたりから知識の無さが露呈してしまうが、、、
ヒストグラムの山が右にズレてまともになった
ように見えるけど、山の左裾にスライダーをあわせると
「-222」????
マイナス? 
明るさの最小がマイナスとはこれいかに?

ググってみたらすぐにヒット。
変態(この世界での最高敬称)でおなじみの
あぷらなーと氏のブログに行きついた(笑)
どうやらノイズ等の関係で少々マイナスにふれることも
あるらしい。
さらに輝度の最小値が16なのも正常らしい。
ここら辺はまったく理解していないけど、「いいらしい」
ということでスルー。

ちなみにASCOMの値だとマイナスに振れることはない
ようなのでさらにオフセット値を上げる。 
130だと、

4501302

最小地点が93。
これくらいでいいのかな?

こういうことでいいのかな?
オフセット。

とりあえず
ASI290MMのオフセット値は
ゲイン400で95
ゲイン450で130となりました。
さて、どれくらい荒れるのか、早く撮ってみたいぞ。


 

2019年5月25日 (土)

天体写真撮影用の最適パソコンとは? (月、惑星編)

前回の (星野編) に続いて「月、惑星編」です。

たしか2016年くらいだったかな~?
「木星や土星を撮ってみたい」と思い立ってセンサーの
小さなCMOSカメラを購入する。
時同じく、天文系のSNSに入会し諸先輩方の御指導をいただく。

惑星撮影とは、細かいことは抜きにしてザックリ言えば
「超高倍率で大量に撮る」という事。
なぜ大量に撮るのかと言えば、星像がめまぐるしく変化し、
安定しないのでたくさん撮っていいコマだけ抜き出して使おう
という、いわばラッキーイメージング的な発想。

写真の基本とは、、
 「構図」
 「露出」
 「ピント」 でだいたい決まる。
とりあえず日の丸構図だし、露出はヒストグラム見ながら
合わせればいいのでクリア。
問題はピント。
とにかくピントが合わない。
合わないというか、合っているのか合っていないのかすら
解らない。
なんでも惑星シーズンの始まりあたりは、日本の上空に
ジェット気流が居座っていて大気が激しくかき乱されているそうな。
当然、ベテランの皆さんもボヤっとした写真をSNSにUPされ、
「気流状態が悪く、これが精一杯」とコメントされるので
そんなもんだと思っていた。
ところがシーズンが進むと状況が変わる。
「昨日はシーイングが良かったのでよく撮れた。」と
目を見張るような写真をUPされる。
自分は相も変わらずボケボケ状態。
ちなみに月も同じ状態。とにかくボケボケ写真しか撮れない。
揺れが少なくて、シーイングが良さそうな時でさえダメ。
「東北地方だから」とか「筒内気流」とかアドバイスをいただくが
まったく改善しない。
そもそもピントが合って見えることなど一瞬たりとも無い。

「おかしい。」

考えること1年。
細かくファクターをつぶしていく。

まず、気付いた事。
アイドリング時というかプレビュー画面と、いざキャプチャーONして
撮像中の映像が微妙に違う。プレビュー中の画像はリアルに像が波打って
空気の流れというか乱れ具合が綺麗に見える。対して撮像中の画像は
ノイズ感があるというかザラっとした印象。
使用していたキャプチャーソフト「FireCapcher」の情報を漁ってみる。
国内の情報があまり無く、外国(英語圏以外も)の方のHPばかりだったので
なかなか大変。専門用語が入ると翻訳ソフトもお手上げなので理解に
時間がかかりました。
で、ようやく解ったのが
「プレビュー中の映像はカメラが吐き出す映像をそのまま表示している。」
「その速度は画面に表示されているFPS通り50FPSとか80FPSとか」
「撮像中の映像はかなり間引いて20~30FPSくらいで表示している。」
という事。
キャプチャーを優先させるためにそういう仕様になっているらしい。
どこかに調整する箇所があるらしいけどキャプチャー速度が落ちるから
いじるな、との説明も。
「FPS」(フレーム パー セコンド)画面/秒という意味。
このFPSでいろいろググっていたらPCの方にたどり着いた。
なんでも一般的なPCは20~30FPS程度の表示ができるように作っている
らしい。PCでDVDを見る人はそれほど多くないだろうけど、写真を
表示したりグラフを作ったりと「静止画」を「キレイに」表示する
ほうが一般的らしい。(当時)

大型テレビが出始めのころを覚えているだろうか?
「プラズマ式」VS「液晶式」で市場が2つに割れていた。
メーカー曰く、「スポーツ観戦のように速い動きをみるならプラズマ」
みたいな宣伝だったと記憶してます。
実際、そのころの液晶は性能が悪く、反応が遅いし残像が多いしで
見ててイライラする代物でした。
まあ、時代とともに性能は良くなっているんだろうけど、上記の理由で
PCにそれほど高級な液晶パネルが搭載されているとも思えません。

調べてみたら大体のモニターのスペックには「応答速度」という項目が
あって、普通のモニターだとだいたい15msくらいらしい。
(当然、応答速度が速いモニターは高い)
なのでさらに安いノートPCの液晶の応答速度が速い訳もなく、さらに
遅いことも考えられます。

という事を踏まえて考えてみると、ピント合わせ時の映像は元60~80、
場合によっては100FPS以上のデーターが数フレームごとの加算平均状態
で表示されているのではないか?
そんなんじゃ対象が動いているかぎりピントが合う瞬間なんか見える
わけないじゃん(T_T)

これってPCの性能でどうにかなるの?
調べてみた、というかショップで聞いてみた。
すると、いとも簡単に「それならゲーミングPCを使ったら?」との事。
「ゲーミングPC ???」
なんでも3Dゲームというカテゴリが有って、超高速描画性能が必要な
モノらしい。
安物でも60FPSはクリア、高級品だと120FPSだそうだ。
この速度で1コマ1コマ描画できるから、そんなカメラ映像なら余裕、
みたいな説明。

と言う訳で買ってみた。
というかBTOで組んでみた。

Imgp0124

価格は約¥140000。(この時点では小容量SSDとHDの2基積)
前記の低性能PCのおよそ5倍の価格だけど、市販の高級ノートPC
の半分くらいかな?

使ってみて驚いた。
いままでの苦労はなんだったんだろう?
ハッキリ見えるので確実にジャスピン出来る。
マイクロフォーカサーも電動フォーカサーも全部外した。
ピントは合わせた。写りが悪いのはシーイングが悪いからだ、
と言い切れるほどラクチン。
しかもキーボードは光るし、SSDは3基も積めるし、
これぞ「月、惑星」撮影用のパーフェクトPC!

ちなみに欠点。
おそらく描画用のGPUがメチャクチャ電気を食うのですぐ
バッテリーがなくなる。
本体だけだと1~1.5時間くらい。モバイルバッテリー使っても
+1.5時間くらい。もっと使うにはさらにバッテリーが必要。


そんな訳でPCは用途に合わせて2台使いです。
処理用はデスクトップ機を使用。

尚、記事内容は私自身の経験と主観とかなりの偏見から
成り立っていますので参考程度にしておいて下さい。

2019年5月24日 (金)

天体写真撮影用の最適パソコンとは? (星野編)

天体写真撮影を始めるにあたって、最適なパソコンのスペックって?
全くの私感というか自分の経験という事で書いてみました。

たとえばM31とかM42とか、望遠レンズに冷却CMOSカメラを
付けて撮影する、、というスタイルだったら使うのはオート
ガイドとキャプチャー用のソフト。場合によってはステラナビゲーター
等の星図ソフト。場合によっては調べもの用のブラウザーソフト。
くらいかな?

どのソフトも、(同時使用しても)ほとんどパワーを必要と
しないのでi3で十分です。
重要なのは省電力性。いかに電気を食わないかです。
たぶんi3以下でも大丈夫なはずですがパーツが手にはいらなかったので。
メモリーも多いと無駄に電気食うので4Gもあれば十分。
それ以下だとHDへのアクセスが多くなるので4Gあたりが適当だと
思います。
HDよりはSSDのほうが消費電力が少ないので当然交換。
容量も100G程度で十分。どんなに撮っても数十ギガです(動画は除く)
ちなみにクロックダウンしても消費電力はあまり変わらないようです。

ショップでマニアな店員と相談しながらBTOパソコンのパーツを決定。
パソコンとしては珍しく、「非常に低性能」を達成しました(笑)
おかげでフルに使っても外部バッテリー無しで1晩持ちます。

一度、イノシシと思われる野生生物にテーブルをひっくり返され、
PCが落下しましたが、HDではなくSSDだったためか、故障もなく
撮影画像も無事でした。

と言う訳で、天体写真撮影に特化した「低性能PC」が誕生しました。
価格はたしか当時¥28000くらい。

※ 間違いなく低性能なので画像処理は前提としていません。
  自宅のデスクトップ機でどうぞ。

Imgp0123

星野撮影ならこれで十分!

が、月や惑星の撮影になると様相は一変する。

次回、「月、惑星編」へ続く。

2019年3月11日 (月)

モニター更新

ちょっと前から気になっていたのだが、モニターの色が
微妙におかしい。
特にGが変な感じで、起動後としばらく時間が経って
からではあきらかにおかしい。
もう10年ちかく使ってるからそろそろ寿命かな~?
と言う訳で新品購入。
EIZOとかのいい奴が欲しかったけど少々値が張るので
IOデータの「広色域パネル使用」というコレ↓に決定

IO DATEのページへリンク

サラッとキャリブレーションしてみると、
「おおっ!綺麗だ!」

で、過去の写真を見てみると意外な事実が発覚。
「なぜかノイズだらけでザラザラに見える。」

「当時、良かれと思っていた処理が全然ダメだったのか?」
「このザラザラ画像を平気でSNSにUPしていたのか。」
と、ちょっと背筋が寒くなる、、、。

色だけじゃなく暗部の出かたもおかしくなっていたのか?

とりあえず過去画像を再処理してみた。

Starless

なんか全然ちがう仕上がりになった。

ブログの写真もそっと入れ替えていくかな(笑)


2019年2月12日 (火)

冬の新兵器!

寒い!
1月末から2月前半くらいが一年で一番寒い時期。
今、まさにその時期!

天体写真撮影がなぜ寒いかと言えば 「動かないから」。
いくら着込んでも動かないからどんどん冷える。
カイロを握りしめたり、余ってるレンズ用ヒーターを
手首に巻いて暖をとったりしてみても寒い。
なんとかなんないの~?

と言う訳でいろいろ探し回って面白そうなものを発見。

Imgp0119

その名も「電熱ベスト」。
電熱線が張り巡らせてあってモバイルバッテリーで動く
というすぐれもの。

Imgp0120

手持ちのサンワのバッテリーがポケットにピッタリ。

Imgp0121

胸の部分にスイッチがあって3段階切り替え。

価格も¥4000程度とまあまあお買い得な感じだったので
ポチってみる。
外国製っぽい感じで、説明書もなかったが特に問題なし。

先日の撮影で早速使ってみた。
正直、ちょっとバカにしていた。こんなんで暖かいの?
が、その考えはすぐに覆る。

「暖かい!」
しかも、ものすごく暖かい。
最大パワーだと暑いくらいで、2番目がちょうどいいかな?

そもそも充分なくらい着込んでいる。
0℃くらいだと平気だけど-5℃になると寒いな~とか
1時間過ぎると冷えてくるな~、というレベルなので
多少なりとも熱源があるとホカホカなのだ。

もはやコタツに入っているかのように快適で、イスに座って
PCのまえに座っていると(もちろん外でね)暖かくて眠く
なってしまうほど。
いままで、手がかじかんで動かせなくなってたのがウソの
ようだし、素手でPC作業もラクラク。

撤収してからの帰り道、車中でも体が冷えてないので
暑いくらい。
しばし暖房もOFFにしてたりして。

あまりに快適で、これはもう手放せませんな~。

ちなみにバッテリーは4時間くらい使って2/3くらい
だったのでたぶん一晩持ちます。

2019年2月 4日 (月)

CMOSカメラのノイズ低減

CMOSカメラのクールピクセルやらダークノイズに起因すると
思われる微妙なノイズ。
多枚数をスタックすると、いわゆる「縮緬状ノイズ」が出てしまう。
大半はダーク補正で改善されるようだが、一部カメラでは
補正しきれずノイズが残ってしまう。
一時話題になったのはZWO社のASI1600系。
自分はASI1600MC CooLを持ったいたけど、このノイズが
どうにも解消できずに手放してしまった。
その後、メーカーでは改良があったようでCOOL→Proとして
再発売。
せっかくなので(笑)モノクロの1600MMProを購入。
使ってビックリ、今まではなんだったの?というくらいノイズが
少なくてバックが綺麗~。
条件によっては弱い縮緬ノイズが出るけどダーク補正でほぼ
完全に解消。
めでたしめでたし、と思っていたところ、とあるSNSで特殊な
方法でノイズを解消する方法を教えていただいた。

Hp
英語で書かれていますが、日本の方です。
右上をクリックするとグーグル先生が翻訳してくれます。

かいつまんで説明すると、、、。
原因となるクールピクセルはダーク補正では消しきれない。
(詳しくはあぷらなーと氏のブログを参照されています。)
そのため、特殊なフラットフレームを作ってクールピクセルを
あぶり出して補正に使うという方法。

特殊なフラットとは、、
ELパネル等ではなく超低照度(撮影時と同じくらいの照度)
で、撮影時と同じ露光時間で撮影する。
御本人は太陽撮影用の濃いNDフィルターを使われている
そうです。
そのフラットフレームを数百枚撮影してスタック。
これをSharpCapのFlatに指定して、LiveStackingにて
L画像を積み重ねていくというもの。

今まで聞いたことが無い手法で、ちょっと?????
だったのですが、御本人はこの方法で素晴らしく美しい
映像を撮影されています。
で、ちょっとだけ試してみました。

素材は先日撮影したコレ。

300d_sd2
実はこの実験のためにわざわざ短時間多枚数撮影
していたのです。
尚、諸事情により(SharpCapの扱いに習熟していないとか
完璧なFlatが撮れていないとか、いまいち加減が解からない
とかで)完全トレースな再現ではなく、自分なりな後処理です。
まずは普通にL画像のみDSSでスタック
10秒×320枚の一部強拡大。
320stack2552
盛大に縮緬ノイズが、、、のハズが
まあまあ出ているのですが、さすが改良型の「Pro」
たいしたことないかな?(笑)
ちょっとイヤな予感がしつつもダーク補正してみると

300d_sd552

う~~~~ん、ほぼ補正完了。
画像処理としては大成功だけど実験的には、、、、、。

ダーク補正で取り切れないノイズを消す、という試みなので
ノイズが残らないとどうにも。

とりあえず気を取り直してダーク無しで低照度フラットのみ
入れてみる。
Flatは200枚。
とりあえずND400とND100000の二枚重ねで。
同じくDSSにて。

Flat2
おおっ! パーフェクトではないもののかなりいいんじゃない? 
今までFlatだけでノイズが低減できるってありました?
うまくいけばかなり使えそうな予感。


完全に再現できていない理由の推測。
※ Flatフレームの枚数が少ない(300枚くらいあったほうが
いいらしいです。)
※ FlatのスタックがSharpCapではなくDSSで行った。
(ぼかし処理が入ると精度が落ちるそうです。DSSが
どうなのかは不明。)
※LiveStackとDSSによる後処理の差。

なにはともあれ、
「ダーク補正では消せないノイズをフラット補正で消す」
というのは朗報で、後処理でもたしかに効果があるようですが
自分のカメラ(1600MMPro)ではそもそも致命的な
「縮緬ノイズが出ない」
という実験的にはどうしようもない結果になってしまいました。
※他にもASI290とか、ノイズが出そうなカメラがあるので
引き続き実験する予定です。
電視とかDSOの撮影とかいろいろと使えそうです。

2019年1月22日 (火)

小さいアリガタが欲しい。

自分のシステムではだいたいの機材はアリガタで固定
するようになっている。
困ったことに、レンズやらガイド鏡やら撮影に応じて選択する
機材が多すぎてアリガタが足りない。
特に小径鏡用の小さいアリガタ。

現在はその都度アリガタを付け替えてセットしている。
正直めんどくさいし、いちいちネジ止めではワンタッチで
固定できるアリガタの恩恵を受けられない。
まあ、3本くらい買ってしまえば解決なんだけど、ここで
悪い虫が、、、。

「作ってしまうか。」
モノを作った事がある人ならわかるハズだが、ゼロから
モノを作るというのはかなり大変。
常識的に考えれば買った方がはるかに安くて高性能だ。

だが、そこに材料がある。機械もある、となるとついつい
手を出してしまうのがマニアというものだ。

とりあえず削ってみよう!
ミーリングマシンというボール盤の親玉みたいな機械に
セットして側面を削る。
市販のアリガタの角度は70度らしいのでヘッドを20度
傾けて削る。

Imgp0111
ドリルの側面にも刃がある「エンドミル」という工具で削る。


Imgp0112

両面を削ると、、、おおっ! ちょっとソレっぽいぞ。
が、ここからが大変。


Imgp0113

裏側をザクる。
軽量化とネジが収まるくぼみを作るため。
大量の削りカスが出る。


Imgp0114

15mm厚のアルミ板だったので10mm削る。
うわ~! 難し~。


Imgp0115

ネジを通す長穴を開ける。
最後にサラッとヤスリかけて終了。


で、
ジャ~ン!!

Imgp0116

Imgp0117

上は市販品(MoreBlue社製)
遠目で見るとなかなかいいんじゃない。
裏はかなり汚いけど、、、。


そして
ででん!!

Imgp0118
使用例。(一番左ね)
ボーグの36EDとASI1600MM with フィルターホイール。


作ったという実感はありますが、正直まったく割が合いません。
安いヤツだと2~3000円くらいなので間違いなく
買った方がいいです。
しかも本職の方が見たら笑っちゃうようなレベルだし。


でも、望遠レンズ用とガイド鏡用と、あと2つ必要なんだよな。
アルミ板はまだあるし、、、。
どうしよう(笑)



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