この日は午後からずっと快晴。
GPVは曇り表示なのに「快晴」。
ひょっとしていけるか! と急遽準備。
三脚、赤道儀を出したあたりから急に雲が流れてくる。
電源セット、鏡筒セット、コントローラーセット、あたりで
完全に曇り。北極星も見えないので極軸セッティングも
できない。
とりあえずカメラをセットして待機。
まあ、そもそも曇り予報だったので腹も立たず。
そうこうしてるうちに若干雲が切れて月が見えてきた。
雲の合間を縫ってなんとか数カット撮影に成功。
極軸が合ってないので撮ってる間にどんどんズレて
しまうので撮影範囲が狭まり狙っていたのとはだいぶ
違うフレーミングになってしまいました~。
アルプス谷の渓谷は写りましたがプラトーの内部は
ツルツル。
シーイングがイマイチだったのか光の加減なのか。
ちなみに アルプス谷がLunar100のNo.19
画面ほぼ中央のピコ山がNo.23です。
今回初めてASI183MMを使用。
通称「1” センサー」とはいうもののどこが1インチなの?
という話は置いといて、いつもの290MMの6~8倍程度の
ワイドセンサー。
モザイク処理無しで一発で撮れるかな? という事で
試してみました。
ASI183MMPro 1000f→500f
ASI294MCProのカラーを使ってLRGB合成。
リンネが白く輝いてますね。
ちなみに
晴れの海が Lunar100のNo.18
ポシドニウスがNo.20
ベッセルのレイがNo.41
スルピキウス・ガルスがNo.71
リンネがNo.81になります。
いつもモザイクする範囲を一度に撮れるのは快適。
半面、キャプチャーが遅い。バッファーに余裕があるうちは
4FPSくらいだけどメモリが満タンになると0.6~1FPSという
遅さ。
まあそれでも290で8エリア撮るよりは速いのかな?
あと広いがゆえにシーイングが安定しない。
上の写真も左下が少々ボケ気味。
ただそれはモザイクでも同じかな~。
とりあえずそこそこ写るのでしばらく続けてみます。
今回はRegistaxを使わずにPixinsightでやってみました。
Pixinsightだとレベル調整やらマスク処理やら大半の処理が
できるので頑張ればフォトショップ無しでもいけそう。
LRGB合成はどうしてもできず、従来通りステライメージを
使ってます。
※ サムネ版だと少しモヤっとしてるのでクリックしてね。
ちなみに左側中央部に小さく写ってるリンネはLunar100の82番です。
ここ数回UPしている月面の拡大写真はすべて4/9撮影のものです。
当日のシーイングは細かく振動するような感じの気流で、クッキリ
見える瞬間とボケボケの瞬間が高速で入れ替わっている感じ。
高速シャッター(2~3ms)を切るとモニター上でもかなりはっきり
見える瞬間があるのでかなりのカットをその設定で撮ったのだけれど
結果的にいうとそのほとんどがボケボケでボツ。
シャッターを遅くして(5~6ms)画質を平均化して撮ったほうが
はるかにいい仕上がり。 ↑の写真も然り。
まあ、シーイング良ければどっちも綺麗にしあがるんですが、、、。
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